ベートーヴェン過去ログ10


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(104) ジェフリー・ダグラス・マッジ
HODGE 投稿日:2000年3月29日<水>01時53分/東京都

そういえば、ジェフリー・ダグラス・マッジのCDって持っていました。
ずっと探し求めていたミトロプーロスのピアノソナタを弾いていたのがマッジでした。ミトロプーロスのソナタは結構(長いわりには)気に入りました。
カップリングがロイプケの同じくソナタなんですが、こちらは一楽章形式なので、ちょっと聴き難いですね。正直、あまりよくわかりませんね。
時間があるときにでも、集中して聴いてみます。


(103) 中村おさむ
HODGE 投稿日:2000年3月28日<火>23時17分/東京都

こんにちは
>ニコライさん
中村おさむってあまり経歴などは知らないのですが、16歳で録音していて、しかもホリガーなんかの現代音楽なんて、ただものじゃないですね。
書き込みから判断すると、ニコライさんは、中村おさむとお話したことがあるんですね。なかなかお顔が広いのですね。
まら何か情報があったら教えてください。

何か最近のレコード芸術って面白くなったように思いますが、どうでしょう。
ナクソクもちゃんとレビューしているし、海外盤も多く取り上げられているし、記事も多角的な話題で読み応えがあるように思います。


(102) Re:中村おさむ HODGEさんへ)
ニコライ 投稿日:2000年3月25日<土>00時30分

ニコライです。

> >>日本のジェフリー・ダグラス・マッジなんて言ったら怒りそうですね。
> ってとちらが怒るのでしょうか

中村先生です。お話するとなかなか興味深い方ですが、ピアノの弾き方が雑なのが……。オクターブを弾く時234の指がすべて上を向く、いわゆる「力任せ」タイプの弾き方なのですが、アルカンなんか凄いテンポで弾いてますね。あれはあれで凄い。現在140名ほどの作曲家を研究中ということで毎月1枚CDを出していくとのことです。中村氏の16歳の頃の録音を集めたLPではホリガーのエリス等現代曲、自作のソナタが収録されていましたが、今尚パワーは前回のようです。

(101) 中村おさむ
HODGE 投稿日:2000年3月24日<金>00時40分/東京都

こんにちは
そういえば、キュイって全然聴いたことがないですね。どういう音楽なのか楽しみです。
>ニコライさん
>>日本のジェフリー・ダグラス・マッジなんて言ったら怒りそうですね。
ってとちらが怒るのでしょうか
そうそう、中村おさむもいろいろと画期的な企画をしますね。アルカンなんかも彼が日本(一般に)に紹介したようなものですよね。でも彼のキュイについてのコメントをミュッセで読んだのですが、まるで笠井潔(特に『テロルの現象学』)みたいな文体で、この人って学生運動の世代なのかしらん、とか思ってしまいました。

今日、またまたタワーへ行ったのですが、そこでアルゲリッチのアムステルダム・ライブの試聴しました。それでショパンのノクターンを恐る恐る聴いたのですが、予想通りの演奏で、思わす聴きながら笑ってしまいました。ノクターンだからちょっと違った弾きかたをするのかと思いきや、ものの見事にアルゲリッチ!
結構彼女って一本調子なんですね。あんなに騒がしいノクターンは初めて!!
たまに聴くならいいけど、やっぱり普段はアシュケナージの演奏がいいですね。
プロコフィエフなんかはいいと思いました。



(100) キュイ
ニコライ 投稿日:2000年3月22日<水>02時20分

中村おさむセンセイのキュイ作品全集が出るようですね。
かつてソニーからアルカン選集や19世紀ピアノ秘曲集などリリースされてましたが廃盤、やっと「自分のやりたいことが出来る」というレーベルの立ち上げだそうです。もう少しピアノがうまかったら……なんて思ってしまいますが、日本のジェフリー・ダグラス・マッジなんて言ったら怒りそうですね。
ところで、キュイはロシアでも入手困難なようで、それはキュイが純粋なロシア人で無かったためのようです。キュイのピアノ曲は5人組の中でも一番多かったはず。とりあえずは期待のCDになりそうです。

(99) キーシンどうしよう
HODGE 投稿日:2000年3月22日<水>00時15分/東京都

こんにちは
>ニコライさん
BENTZONのCD情報、ありがとうございます。実は今日タワーレコードでちょっと捜してみたんですが、見当たらなかったんです。でもNAXOSから出ているんなら注文で手に入りますね。(値段的にもうれしいし)やったー!!!

それで今日は結局何も買わなかったのですが、ミュッセを見ていたら欲しいCDが目白押しで困りました。前からちょっと聴いてみたかったシャルル・ケクランの紹介やセザール・キュイのピアノソロ全集がスタートしたり、高橋アキの(初めて聴く名前の)ピーター・ガーランドの曲集が出たり、キーシンのショパンの「前奏曲」もなんか凄いらしいし、それにブーレーズのベルクの「ルル」OBで出たり・・・。

>JOSEさん
ノグドレインってあまり興味がなかったのですが、お二人のお話を聞いていると、逆にその曲を聴いてみたくなりました。よく覚えていないのですが、もしかして「ろくろっ首」って聴いたことがあるかもしれません。たしか武満のような感じがしたような・・・
そうそう、A.チェレプニンのピアノ協奏曲6番、ルーセルの「オーケストラのために協奏曲?」CONCERTOS POUR ORCHESTRE なんて曲も出たようです。


(98) なるほど
Jose 投稿日:2000年3月21日<火>23時04分/埼玉県/プ〜太郎

>ニコライさん
勉強になります。
僕は歳が進むに従って自分の定義が凝り固まりつつあるのでしょうね。多分中学生くらいの時に聴けばこんなにも頑なに拒まなかったとは思います。
「怪談」については僕の中の定義では「音楽」とはなりません。マニアにではなく広い意味での聴衆に受け容れられるとは思いませんので。マニア的な見地から言っても「どこかで聞いたような響き」と云うくらいでしょうか。(無礼ですね、お赦し下さい)

Bentzon は19番のソナタまで存在するのですね?と云う事は未だ存命の作曲者なのでしょうか?
「CDが欲しい」とは書きましたが、実際にはピアノ演奏を聴く事については全く興味がありません。HODGE さんは充分承知していて下さるのでしょうが、僕はピアノソロの音楽を鑑賞する忍耐力がないのです。もっと多種多様な音色、3次元的な響きが好きなのです。
ピアノ協奏曲が最低4曲あるという事についてはとても貴重なご意見を聴かせて頂いたと思っています。
ありがとうございました。
 

(97) BENTZON
ニコライ 投稿日:2000年3月21日<火>02時12分

書き忘れたのですがBENTZONのCD情報。
ピアノ作品ばっかりですけど。
私の持ってるのはソナタの3,5,9(ACAPO-NAXOS-)。
カタログにはソナタ19番なども出ているのですが未入手のCD(CLASSICO)があります。同じくCLASSICO からCD15枚組(13枚だったかも)の自演CDセットもあったはず。
後ピアノ協奏曲4番も録音されたはず(ACAPO-NAXOS-かCLASSICO)。BENTZONの即興(?)のCD、Solo piano improvisation(AV-ART)も未聴ながら存在しているようです。

(96) パルムグレン
ニコライ 投稿日:2000年3月21日<火>01時46分

パルムグレン、インパクトが無いと言えば無いですね。
私は「怪談〜」は外(国人)からみた日本だと思っているので別段気になりませんが
かつて舘野さんが身を乗り出してピアノの弦をかき鳴らしているのが印象的でした。
そう言えば舘野さんのノルドグレンの協奏曲のレコード、原盤の音質に問題があり復刻できないそうです。残念。館野さんの弾くラフマニノフの3番、ハチャトリアンの協奏曲もCDになってないはず。なぜでしょうかね?

(95) 引き立つ作曲家
Jose 投稿日:2000年3月21日<火>00時08分/埼玉県/プ〜太郎

パルムグレンは確かに美しいんでしょうね。僕にはインパクトが無さ過ぎて物足りなさ過ぎですが。
ノルドグレンの「怪談」はさっぱり理解出来ません。館野氏が何を考えて日本の民話テーマを元にこの人に委嘱したのかもよく分りませんし(日本に留学していただけの理由?)、作品自体にいたっては曲をいっくら弾こうが解説を具に読もうが全く分りません。

南米はヴィラ-ロボス以外と云えば、ピアソラくらいしか判りません。ピアソラも20年前は単にタンゴ作曲家としか捉えられていなかったのに、今は凄い数の楽譜が店頭に置かれるようになっているんですね。
数年前には詰まらないアレンジでホンの少しの楽譜しか扱っていなかったのに、最近の妙なブームのお陰で「天使」3部作がピアノアレンジされて出版されている事を知る事が出来ました。

(94) 北欧から南米へ
ニコライ 投稿日:2000年3月19日<日>01時55分

北欧といえばノルドグレンの「怪談によるバラード」。舘野泉の名演もありますが、楽譜も全音のおかげで比較的日本でもなじみの曲です。パルムグレンのピアノ協奏曲も美しい曲です。
南米の作曲家もたくさんいるようですが、私はあんまり知りません。
ニャッターリの「誘惑」「妬み」といったピアノ小品には佳曲が多いです。
アンゴルモル(発音がこれでいいのか知らない)の17のキューバ舞曲もジャズ系でなかなか。クリーガーの「ショーロ」も一時期練習してましたが、ちょっとミーハー過ぎかも。

(93) Bentzon は
Jose 投稿日:2000年3月18日<土>08時22分/埼玉県/プ〜太郎

>HODGEさん
ラウタヴァーラもよかったですよね。
ベンツォン(読み方がわかりません)はまた打って変わってとてもパワフルな現代モノです。1919年の生まれとなっています。
僕が手に入れられたのは2〜4番のピアノソナタなのですが、楽譜を見た時からドキドキするような構造で、取り敢えず1曲だけ購入しようとしたのですが、どの曲も良さ気で絞れず、結局4曲とも購入してしまったのです。でも全部ステキです。
所謂ヴィルトゥオーゾ型とは違い、明解なリズム、端的なる和声、大胆なダイナミク、僕が好きなタイプです。
作品番号は90近くまである事が判りますので、他の作品も見てみたく思っています。これから録音されるかもしれませんね。お互いにCD見つけたら教え合いましょう。

(92) BENTZON
HODGE 投稿日:2000年3月18日<土>00時34分/東京都

こんにちは
>Joseさん
BENTZONって初めて知りました。ノルウェーっていうとグリークばかりでスポットを浴びて他の作曲家はあまり紹介されていませんね。フィンランドは最近現代ものなんか良くCDが出ているのに。北欧ものは結構好きなんです。シベリウスは大好きだしニールセンも意外にオケ曲が良かったり、そうそうラウタヴァーラの曲もすごく美しくてハマりました。北欧の曲って現代ものでも以外に聴きやすいんですよね。BENTZONもCDがあったら聴いてみます。

北欧から南米へ
じゃないですけど、ヴィラ・ロボスもいい曲がありますね。まあ何しろ曲数が多いので、よく分からない曲(というより展開)もありますけど。ピアノ協奏曲も特に5番なんかロマンティックでわりと愛聴しています。





(91) 追伸
Jose 投稿日:2000年3月17日<金>01時24分/埼玉県/プ〜太郎

●ヴィラ-ロボス
「絶望のワルツ」とはステキですね!美しいですぅ!

(90) そうですね
Jose 投稿日:2000年3月17日<金>00時14分/埼玉県/プ〜太郎

>HODGEさん
●ショパン=ゴドフスキ
羨ましいだなんて、無謀なだけです。この曲集は購入した事はなかったのですが、確かに店先で眺めた事はある気がします。ピアノの上手な方には絶賛される方が多いですね。僕には理解不能です。

●ハフ
そうですね、必ずしも絶賛する演奏ではないけれど、とても説得力のある安定した演奏家ですね。奇を衒う事をせず、音楽に対し真面目に取り組み、当たり前のように安心出来る演奏を聴かせてくれますよね。こう云った演奏家っているようでなかなかいるものではないですね。

●BENTZON
↑と云う名のノルウェーの作曲家の作品にハマってます。とても明解な音楽でステキです。ご存知でした?CDとかあるんでしょうか?

(89) 期待の技巧派といえば
HODGE 投稿日:2000年3月16日<木>23時55分/東京都

こんにちは
>ニコライさん
アムランの演奏会はすごかったみたいですね。ナマで聴けてうらやましいです。レーガーにシューベルトという組み合わせも大胆ですね。
技巧派ピアニストといえばスティーブン(ステファン)・ハフなんかも、結構いい筋をしてるなあ、と思ったりします。ハイペリオンから出ている彼のシャルベンカとザウアーのコンチェルトもなかなか聴き応えがありました。イッサーリスとのグリークのチェロソナタもとても良かったです。

>Joseさん
悲しいなんて!ショパン=ゴドフスキ を手に取れるなんて、それだけでも羨ましいです。最近は全然ピアノを練習してませんね。ちょっといま気にいっているヴィラ・ロボスの「絶望のワルツ」をきちんと弾きたい(もちろん僕のレベルでは手がなんとか追いつくだけですが)ですね。


(88) ショパン=ゴドフスキ
Jose 投稿日:2000年3月13日<月>22時31分/埼玉県/プ〜太郎

少し練習しています。
でも、やっぱり僕はボンクラなようです。
練習には絶品とは思われるのですが、この作品集がピアノ音楽史に残る名曲だという事を理解する事が出来ないんです。
はぁぁ、悲しい・・・

(87) アムラン・イン・ジャパン
ニコライ 投稿日:2000年3月13日<月>01時58分

アムランの来日公演、凄かったですね。アムランも終始ご機嫌で「カプスチンは今まででベストの演奏」と語ってました。レーガーのバッハ変奏曲はCD以上の出来で個人的には今回の頂点を為す出来だと思いました。
シューベルトのソナタ21番も予想以上の出来でしたが、やはり若さのせいでしょうか、もう一つ欲しいところがあります。アムランがもっと年をとってからの演奏を聴いてみたいです。
ベロフってアルヘリチにふられてしばらくピアニスト活動から遠ざかっていたそうですが……。その頃右手の故障もあって左手の曲ばかり弾いていていましたが、ベロフのゴドウスキーアルバムなんてありましたね。

(86) メシアン
HODGE 投稿日:2000年3月12日<日>23時40分/東京都

こんにちは
>Ian
おひさしぶりです。ゲンキでした? てっきり Windows 2000 のインストールに失敗してコンピューターが使えないのかと思っていました。

ベロフって言ったらメシアンですよね。僕も彼の「幼子イエズス」とトゥーランガリラ(指揮はプレビン)を愛聴しています。最近のベロフは聴いていないのですが、あのころのベロフは凄かったですね。ドビュッシーやバルトークもバリバリ弾いていたし。
レクチャーはいろいろと有意義な話題だったんですね。僕も機会があれば音楽家のレクチャーとか行ってみたいですね。ただ、僕の場合、たとえ偉い音楽家だろうが、話にムリがあったら質問攻めしちゃうかもしれませんが。

そういえば「オルガニスト」っていう小説が面白いそうです。


(85) ベロフのレクチャーコンサート
Ian 投稿日:2000年3月10日<金>12時43分

ご無沙汰しています.Ianです.一ヶ月ぶりくらいかな?

先日ミシェル・ベロフのレクチャーコンサートを聞いてきたのでそのご紹介をします.テーマはメシアンの「幼子イエズス」でした.

さて,確かにメシアンの「幼子」を中心とした話だったのですが,割ととりとめがなくて,メシアンの神秘主義への傾倒,インド音楽のリズムへの関心,メシアンが感じていた調と色彩の関連,メシアンがオルガニストであったことが響きとどうかかわっていたか,ライトモチーフにみるワーグナーとの関連,メシアンが好んだ旋法など多岐にわたっていました.レクチャーの後半は「幼子イエズス」の中にでてくる様々なテーマを引きながら説明し,休憩後,武満,リスト,ドビュッシー,メシアンと弾いてくれました.

武満は「雨の樹素描」のなかから,「オリビエメシアンの追憶のために」を弾きました.ベロフによれば,武満こそがメシアンの精神を継承し具現化しようとした作曲家であるとのことです.リスト(後期の作品を弾いたけど名前は忘れた)については,神秘主義という共通性,ドビュッシーについては東洋への関心という共通性から選ばれたようです.最後のメシアンは「幼子イエズス」から第19曲と第20曲でした.

演奏は,リストがちょっとつまんない部分もあったんだけど,後はとてもおもしろかったです.

ではでは.

(84) HOT WIRED
HODGE 投稿日:2000年3月8日<水>00時09分/東京都

こんにちは
>ニコライさん
アムランの演奏会お疲れさま(でいいのでしょうか)。今回のアムラン来日公演は、他の音楽関係の掲示板などでも、かなりホットな意見交換されていますよね。
またゴドフスキの曲についてもいろいろと取り沙汰されているようなので、やっぱり一度聴いてみなくては、と思います。
アムランには、今度は、ショパンのオリジナルの練習曲も弾いてもらいたいですね。そうすればポリーニやアシュケナージあたりと比べられるし。

>JOSEさん
そうですね。僕も音楽ではないのですが、例えば好きな作家の小説が映画化されたときに、ヘンな風に解釈されたり、いじられたらちょっとムカつきますよね。
最近僕が好きなヘンリー・ジェイムズの「ある婦人の肖像」の映画ビデオを見たのですが、かなり忠実で安心した反面、映画として魅力が乏しいし、やっぱり原作にはいろいろな意味でかなわないと思いました。
ゴドフスキのオリジナルの曲も参考に聴いてみたいですね。

>ALEX
映画といえば「ガダカ」見た?レンタル開始でしょ。これ絶対いい!!!
イーサン・ホークがかっこいいし、すごく面白かったし、ちょっとホロリときてしまいました。
アイブスのピアノ曲って面白いの? 交響曲「キャンプの集い」とか「ニュー・イングランド」とかがちょっと・・・ってイメージがあったので。そういえばこの人、保険会社の重役だったんですよね。


(83) ありがとうございました
Jose 投稿日:2000年3月6日<月>23時39分/埼玉県/プ〜太郎

>ニコライさん
おっしゃってる事はよく分かっているのですよ。
でも ALEXさんやニコライさんと僕が違うのは、僕はそれを「見たことがない」のです。
ですので今まで作品に対して失礼な事を書いたかもしれませんが、それは飽くまで作品を知る前の「タイトルの付け方」に対する不快感を表現したに過ぎません。

何度も書いておりますとおり、結果としてこれから作品を「知ってみて」また感想を申し上げてみようと思っています。

(82) ゴドウスキー
ニコライ 投稿日:2000年3月6日<月>20時58分

アムランの演奏会から帰ってきました。

ゴドウスキーの編曲については賛否両論ですね。
私はショパン=ゴドウスキーの「練習曲」はピアノ音楽史上
最も重要なものの一つであると思っています。
好き、嫌いを別にしてバッハの「ゴールドベルグ」
ベートーヴェン「ハンマークラヴィア」デュカ「ソナタ」
レーガー「バッハ変奏曲」、ブーレーズ「第2ソナタ」と並ぶ
作品ではないでしょうか?

>「挑戦」が音楽に必要なのでしょうか。そう云ったものが必要なのであれば、オリンピックか見世物小屋でやればいい、やはり存在に疑問に感じてしまいます。

しかし、未だに上記の作品は現代のピアニストにとっては大きな「挑戦」ではないでしょうか?ただ、速く弾くといったレヴェルでの挑戦ではなくピアニストとしての「挑戦」はもっと違うところにあると思います。
世界には沢山のピアノ曲があります。例えばこれがシフラやのパラフレーズに「挑戦」するのであれば、文献的な意味はあっても「見世物小屋」といわれてもしょうがないかもしれません。しかし、沢山のピアノ曲の中には誰も弾かない素晴らしい作品があるのも事実です。

>創作的挑戦ならまだ理解できるのですが、人の下着で何をしてるんだろうと変態的な押し付けを感じてしまいます。そう云ったマニアックな行動は公衆の面前でするものではない

確かにそういった作品が多いの事実ですし、それが特に編曲作品に多いのも事実でしょう。

しかし

>単なる編曲を越えた,一種の「挑戦」のようなものを感じます。

おっしゃるとおりショパン=ゴドウスキー「練習曲」に関しては完全な創作であると思います。ゴドウスキーのピアニズムと「新しい方法」による作曲技法の成果でしょう。私見では、楽譜を見る限りゴドウスキーのバッハのほうが純粋なピアノ効果を狙ったもののように思えます。

余談ながらアムランの新譜「ショパン=ゴドウスキー練習曲」は超絶技巧よりもこの作品の真の美しさとファンタジーを前面に出した素晴らしいものであると思います。

(81) Re[2]:アイブス ALEXさんへ)
Jose 投稿日:2000年3月6日<月>02時26分/埼玉県/プ〜太郎

アイブス、ありがとうございました。
でもわからないのです、AMP ってどこですか?笑ってしまうんですが、そういう略称って(略称ですよね?)わからないのです。

バッハについては安心しました。

ショパンについてはやはりわかりません、「挑戦」が音楽に必要なのでしょうか。そう云ったものが必要なのであれば、オリンピックか見世物小屋でやればいい、やはり存在に疑問に感じてしまいます。
創作的挑戦ならまだ理解できるのですが、人の下着で何をしてるんだろうと変態的な押し付けを感じてしまいます。そう云ったマニアックな行動は公衆の面前でするものではないと思ってしまうのです。
「ショパンのテーマによる」別の曲ならこんなに気持ちに蟠りはなかったとは思うのです。
数曲取り寄せてみようと思っています。聴いた事がないし、演奏自体には興味が湧かないのです。

(80) Re:アイブス Joseさんへ)
ALEX 投稿日:2000年3月6日<月>01時41分

アイヴスのソナタ第2番はAMPからの出版です。
値段も現在は3500円くらいではないでしょうか。
ぼくは大学に入ってすぐにこの曲と出会ったのですが,
いきなり第2楽章の魅力にとりつかれてしまいました。

ショパン=ゴドフスキは,実は楽譜も自分では持っていないです。
自分で弾くことはまずあり得ない(というか不可能・・・)だし。
でも立ち読みしてみてると,そのアイデアの豊富さというか,
よくぞここまで,というところにびっくりしちゃいます。
同様の改編はブラームスも行っていますが,
ゴドフスキのものと比べたらやはり地味。
もちろん好みは分かれるでしょうし,ぼく自身そうしたものが好きなわけではないのですが,
単なる編曲を越えた,一種の「挑戦」のようなものを感じます。

バッハ=ゴドフスキは知り合いが弾くのを聴いたことがあるのですが,
かなり誠実なアレンジでしたよ。記憶が不確かですけど(^_^;)

(79) アイブス
Jose 投稿日:2000年3月6日<月>00時47分/埼玉県/プ〜太郎

アイブスのソナタってどこで出版しているんですか?
ショパン=ゴドフスキという存在にとても疑問を持ってしまいます。きっと価値あるものなのでしょうけれど、それに聴いた事ないのにこういう事って書くべきじゃないのでしょうけれど、どうしても拒絶感を感じてしまいます。
全く関係のない楽器からのトランスクリプションであれば有り難いのですが、これ見よがしの編曲って変としか感じられないのです、偏屈ですね、この意見。

以前サン-サーンス=ゴドフスキが見る影もなくグチャグチャにされてしまった曲を弾いてみたのですが、存在する意義を感じる事ができませんでした。
現在バッハ=ゴドフスキの到着を待っていますが、同じようになってしまっているのかと恐ろしい気持ちで一杯です。

でもやっぱり自分で一度見てみたいと思っています。人の演奏を聴くのではなく、冷静に分析したいと思っています。

(78) Re:題名なし ニコライさんへ)
ALEX 投稿日:2000年3月5日<日>18時25分

アムランのショパン=ゴドフスキ,ついに出るんですね。
どうしても「超絶技巧の」という言葉で語られることの多いアムランだけど,
ぼくは珍しいけど貴重なレパートリーを披露してくれるピアニストというふうにとらえたいな。リストのハンガリー2番はもう笑うしかない(誉め言葉です)という域に達してますけど。
アイヴスの第2ソナタとか,今回の公演でも取り上げられたカプースティンといった曲をどんどん弾いて欲しいな。

(77) アーメンの幻影
HODGE 投稿日:2000年3月2日<木>23時43分/東京都

こんにちは
え、ゼルキン、悠治の「アーメンの幻影」は、僕CD持っていますよ。そういえばゼルキンの「幼子イエス」も出ていました。
それにしても坂本龍一と悠治の連弾(しかもシェーンベルク)なんて、「事件」ですね。

ジェクリーン・デュ・プレの映画もいよいよ公開ですね。どうしようかな。


ニコライ 投稿日:2000年2月29日<火>01時48分

ゼルキン、悠治の「アーメン」はいいですね。CD化されてないのが不思議です。
そういえば悠治の「新ウィーン楽派ピアノ集成」では坂本龍一とシェーンベルグを連弾してましたね(^_^;)これはCDになったかな。
アムランの公演、東京から帰ったら書きこませていただきます。

(75) アムラン
HODGE 投稿日:2000年2月29日<火>00時35分/東京都

こんにちは
>ニコライさん
いろいろと情報ありがとうございます。そういえば高橋悠治とピーター・ゼルキンのメシアンの「アーメンの幻影」は、アルゲリッチ組とはまた違ったオモシロさがありましたね。もっとCDが出るといいですね。

アムランといえば、アルカンの大ソナタ「人生の・・・」という曲が、凄まじかったです。それに最近はブゾーニのピアノ協奏曲も出ましたし、ここのところ大活躍ですね。
ニコライさんはアムランのコンサートへ行くんですね。よかったら演奏会の感想でも書いてくださいね。


(74) Re:高橋兄 HODGEさんへ)
ニコライ 投稿日:2000年2月27日<日>06時31分

ニコライです。

> 僕は専門家ではないので、精確なことは言えませんが、「分厚くて下品」に一番近いのは音を出すのはホロビッツかな、と思いますけど、どうでしょう。あとルービンシュタインやアルゲリッチもそんなイメージがしますね。

書きかたがまずかったかもしれませんね(^_^;)
音が大きくてあつかましいピアニストと言ったほうが良かったかな。
ホロヴィッツは「清潔」ではないかもしれませんが音そのものはクリアーで艶やかで私は大好きなピアニストの一人です。

> でもヴァイオリンは「分厚くて下品」(あくまでもイメージ)なほうが断然好きです。例えば、ムターやパールマン、グリューミオーあたりかな。ヴィブラートをガンガンかけて、歌っちゃう演奏が好きです。シケた古楽器奏法はキライですね。

確かにヴァイオリンに関しては私も弦のガリガリ感が感じられる演奏が好きです。ウォルトンのヴァイオリン協奏曲が大好きなんですが、そういった演奏は最近の人手は少ないですね。

> 高橋アキってサティのイメージ(あとケージとか)があるのですが、一般的な曲(ベートーヴェンやショパンとか)の録音もあるんですか?
> で、高橋悠治はわりと聴きますね。特にバッハの「フーガの技法」が気に入っています。

アキさんのクラシックは昔のザルツブルグ音楽祭の録音があるようですが入手は難しいみたいですね。ポリーニと並んでベートーヴェンを弾いてるのだから大した物です。悠治のフーガの技法、パルティータなどバッハシリーズも全部CD化したらいいのになかなかなりませんね。

> アムランのレーガー「バッハ変奏曲」は、この曲の数少ない名演だと思います。あとアムランがメシアンの「幼子イエス」を弾いたら面白いかな、とか思ったりします。

トゥーランガリア交響曲は演奏しているそうですが、「幼子イエス」も似合いそうですね。
私もアムランのアルバムの中ではレーガーが一番好きです。あの長くて難しくて地味な曲を細部にわたるまで細やかな注意を払って弾き上げる集中力には感嘆させられます。来週、レーガーをアムランの来日公演で生で聴けるので大変楽しみです。

(73) 高橋兄
HODGE 投稿日:2000年2月27日<日>01時47分/東京都

こんにちは
>JOSEさん
おひさしぶりです。お元気でした?
僕は専門家ではないので、精確なことは言えませんが、「分厚くて下品」に一番近いのは音を出すのはホロビッツかな、と思いますけど、どうでしょう。あとルービンシュタインやアルゲリッチもそんなイメージがしますね。
逆に「清潔」そうなのは、アシュケナージとかグールドあたりかな。(ブレンデルもそうかな)
ピアノはどちらの系統も好きです。
でもヴァイオリンは「分厚くて下品」(あくまでもイメージ)なほうが断然好きです。例えば、ムターやパールマン、グリューミオーあたりかな。ヴィブラートをガンガンかけて、歌っちゃう演奏が好きです。シケた古楽器奏法はキライですね。

>ニコライさん
高橋アキってサティのイメージ(あとケージとか)があるのですが、一般的な曲(ベートーヴェンやショパンとか)の録音もあるんですか?
で、高橋悠治はわりと聴きますね。特にバッハの「フーガの技法」が気に入っています。
アムランのレーガー「バッハ変奏曲」は、この曲の数少ない名演だと思います。あとアムランがメシアンの「幼子イエス」を弾いたら面白いかな、とか思ったりします。


(72) (^o^;)
Jose 投稿日:2000年2月26日<土>11時25分/埼玉県/プ〜太郎

(お久しぶりです、会話についていけない・・・)
す、すみません、
僕も少しだけピアノを弾きますが、「ブアツくて下品な」音に憧れている一人です・・・

(71) 高橋アキ、アムラン
ニコライ 投稿日:2000年2月26日<土>03時50分

私は高橋アキが大好きで、かなりのLPがCD化されてないのを嘆いています。こつこつLPを集めているのですが、見たことすらないLPも少なくありません。高橋アキが好きな方って少ないような気がするのですがどうでしょうか。
ところで、来週はマルク=アンドレ・アムランの公演がありますね。私も地方から東京に久しぶりに出てきます。今回の目玉はレーガー「バッハ変奏曲」、ゴドウスキー「パッサカリア」、カプスチン「ソナタ2番」でしょうか。きっと素晴らしい演奏でしょう。
高橋アキさんもアムランも音が清潔で好きです。音が分厚くて下品なピアニストは多いですから。

(70) フルニエ
HODGE 投稿日:2000年2月23日<水>23時43分/東京都

こんにちは
やっと「ハルモニア」読み終わりました。おもしろかったあ。この作者って音楽のことがわかっているよね。でも「カノン」にしても「ハルモニア」にしても、主人公が平凡な生活を捨てて、キレちゃうのがなんか共感しちゃうな。
そういえば「カノン」の留学生くずれってゲイなんだよね。

永野英樹ってデュティユーのソナタとか弾いているよね。現代ものが得意なんだね。
>イディオ・サヴァン
って何?



(69) Re:題名なし ALEXさんへ)
ニコライ 投稿日:2000年2月22日<火>02時33分

> クセナキスはちょっと前に永野英樹くんが弾いた「シナファイ」がすごかった。

私も聴きに行きました。あのピアノの10段譜?!をあっさり弾いている永野さんにびっくりしましました。関西では京響で井上道義が大井浩明さんのピアノでやっているのですがオケがしんどそうでした。でもあの曲ではねぇ(^_^;)

ALEX 投稿日:2000年2月22日<火>00時04分

>HODGE
ぼくは聴講しただけだから弟子だなんてとても言えないよぉ。
クセナキスはちょっと前に永野英樹くんが弾いた「シナファイ」がすごかった。

ところで,「ハルモニア」,ドラマ化されたときにはすごくがっかりしちゃったけど(人物設定ががらりと変更されていたのにびっくりするやら,効果が激減してるのにどうして気づかないんだろうと激怒したり・・・。まあ,仕方ないか。),今読み返しても最後の方は切なくて涙がでそう。フルニエのバッハについて頻繁に書かれているけど,これも何回聴いてもすばらしい演奏だね。

「カノン」はとにかくこわいね。後半に出てくる留学生くずれなんて,存在自体も不気味だし。篠田さんは自身もアマチュアのチェリストだからこういった作品が書けるのかな。イディオ・サヴァンがらみのミステリとしては,ソフィ・ガロワの「天才狩り」もおもしろかったな。

(67) ハルモニア
HODGE 投稿日:2000年2月21日<月>23時36分/東京都

こんにちは。今日も寒いですね。
いま「ハルモニア」読んでいるんですけど、これ面白いですね。で、マイスキーのバッハの無伴奏チェロ組曲を買ってしまいました。まだ話題のCD-ROMは見ていないません。ちょっと楽しみ。

>ニコライさん
もう、ニコライさん、すごい! 現代ものもイケるんですね。ニコライさんが挙げてくれた中ではブーレーズのソナタしか聴いたことがないのですが、他のものも聴いてみたいです。フリデリック・チュウのそのCDって確か、誰だか忘れてしまったのですが、マイナーな作曲家の「月のナントカ」(あー思いだせない)っていう曲が入ってませんでした?どこかで紹介されていたのを見たのですが、買いそびれてしまったヤツだと思います。あとバラケといえば、クラリネットの入った(っていうんでしょうか)コンチェルトは、わりと聴きやすかったですね。
そういえば高橋アキ監修のサティの楽譜を買ったことがあります。

>ALEX
クセナキス・・・・すごすぎる。そういえばALEXはエルフェの講座にいったんだよね。いわば弟子じゃない。ニコライさんも。
ホットな情報よろしくね。

ちょっと風邪ひいてしまいました。。。。


(66) エヴリアリ
ALEX 投稿日:2000年2月21日<月>03時11分

>ニコライさん
あ,まぎらわしい書き方でしたね。
ぼくはものすごく手が小さいので「エヴリアリ」を実際に弾くことはないと思うんです。でもあのなんともぶっ飛んだ冒頭部分の雰囲気が似合うから弾いてみたら,と言われてしまいました・・・。

エルフェ,今年も来日するんですか。
毎回プログラミングがこんなに楽しみなピアニストも少ないです。

(65) エヴリアリ
ニコライ 投稿日:2000年2月20日<日>23時19分

クセナキスの「エヴリアリ」はどういうわけか「似合う!」と言われてしまった>
あの曲をお弾きになりましたか。どう考えても届かない和音の連続、メチャクチャな跳躍、私は最初の8小節ほどで譜読みをやめてしまいました(^_^;)「ミスト」も「ヘルマ」も難しいですね。まだ「ヘルマ」はなんとか弾けるのですが……。
最近高橋アキの70年代のクセナキスのピアノ作品全集が出ましたし、兄貴の高橋悠治も録音もたしか復刻されたはず。エルフェの全集など結構耳にする機会は多いのですが、どういう訳か、エヴリアリは初演者のマリー・フランソワーズ・ビュッケの録音だけは未だに入手してはいません。
私もヴェーベルンの「変奏曲」をエルフェに見せたことがありますが、なかなか面白いレッスンでした。
今年も来られると聞いて入るのですが、何を弾いてくれるのでしょうか?

ALEX 投稿日:2000年2月20日<日>17時33分

いつの間にかエルフェの話題が・・・
昨年のブクルシュリエフにしても,その前のブーレーズにしても,ああいった曲を楽しく聴かせてくれるところがエルフェのすごいところですよね。
シェーンベルクの公開講座や,その後の公開レッスンも受けたのですが,ものすごい知識量を土台にして,説得力のある演奏をしていると言うことを知らされました。

クセナキスの「エヴリアリ」はどういうわけか「似合う!」と言われてしまった(^_^;)

そんなわけで,どうぞよろしく>ニコライさん

(63) エルフェ
ニコライ 投稿日:2000年2月20日<日>03時25分

私はムッシュー・クロード・エルフェが大好きで昔はよく集めたもんです。彼のシェーンベルグもいいですが、ブークリシュリエフの怪曲「6つの練習曲」を含む現代ピアノ作品集、クセナキスの全集、ブーレーズの3つのソナタ、ベッツィー・ジョラス女史の作品集等はミーハーにサインを頂きました。
後、高橋アキさんも大ファンでして、LP、CDは見かけると可能な限り買い求めるようにしております。未だに復刻されていない「高橋アキの世界」の海外作品集のブーレーズ、クセナキスは私の愛聴盤です。
ブゾーニが編曲したシェーンベルグはフリデリック・チュウも録音してますね。彼の新譜ではプロコフィエフの「キージェ中尉」を彼が編曲して弾いています。
ロリオはやっぱメシアンでしょうか。バラケの「ソナタ」もブーレーズの「第2ソナタ」リストの「ソナタ」も結構ちんたら弾いてますからね(^_^;)

(62) ピアノ好きです
HODGE 投稿日:2000年2月20日<日>00時09分/東京都

こんにちは
>ニコライさん
いえいえ、こちらこそ恐縮です。いろいろとご存知なんですね。グールド、ポリーニの後に、エルフェがくるなんてツウですね。実は僕、最近までエルフェって知らなかったのですが、ALEXに聴いて興味を持ったんです。
シェーンベルクのピアノ曲では、他にバレンボイムの録音を持っていますが、ここにはブゾーニが編曲した版も入っています。
ロリオややっぱりメシアン(というかメシアンだけ)のイメージがありますね。
ストラヴィンスキーの「火の鳥」といえば、僕は富田勲のシンセサイザー編曲の「カスチェイ」が大好きです。
これからもいろいろと話題を提供してください。



(61) ピアノばっかり
ニコライ 投稿日:2000年2月18日<金>18時48分

ピアノばっかりで恐縮ですが……(^_^;)
シェーンベルクの室内交響曲1番、コチシュコンビはいい演奏ですね。オグドン夫妻も録音していましたね(2番だったかな?)。ピアノソロはやっぱりグールド、ポリーニ、エルフェの全集で決まりでしょうか?ロリオの[組曲]なんてあったような気が……。
ペトルーシュカも猫もしゃくしも録音する有名曲。ポリーニ、オライリー、シュタルクマンあたりがいいです。シュタルクマンはリスト=ブゾーニ「フィガロファンタジー」もなかなかの力演。ギレリスも事変を含む「ペトルーシュカ」を録音していましたね。
ストラヴィンスキーといえば「火の鳥」のピアノソロ編、アゴスティ編ではマーティン・ジョーンズ、ラルフ・ゴトーニ、他にエミール・ナウモフが自編で録音しています。どれも気合の入った演奏でカスチェイを弾いています。ラウル・ソーザ編の「左手のための火の鳥」あったなぁ。

(60) カノン
HODGE 投稿日:2000年2月18日<金>00時09分/東京都

こんにちは
まえまえから気になっていた篠田節子の「カノン」を読み終わったのですが、これってアイデアが秀逸ですね。バッハの「フーガの技法」の「反行と拡大による二声のカノン」を逆向きに録音したテープを聴いた登場人物達の人生が変わっていく・・・という幻想ものなんですが、音楽の凄さと怖さを感じさせる力作でした。いまは、もう同じ作者の「ハルモニア」に手をつけています。

>ニコライさん
早速の情報ありがとうございます。そうでした小川典子でした。どこかに、通常では演奏不可能なので、多重録音したようなことが書いてあったように思います。
「春の祭典」もいろいろなバージョンがあるんですね。本当にお詳しいですね。ありがとうございます。メモってタワーレコードあたりで探してみます。
BISって結構変わったというか、興味深い録音が多いですね。そういった類では、僕はシベリウスのヴァイオリン協奏曲の初版の演奏がとても気に入っています。

>ALEX
なんかひさしぶりですね。もっとカキコしてえ。そういえば、そっちって雪降ってるの?
あ、そうか、有名どころではアシュケナージとガブリーロフがあったんだ>ハルサイ
「中国の不思議な役人」の2台版は、コチシュとハウザー(?)のを持っています。こっちはカップリングがシェーンベルクの室内交響曲1番で、これがまたいいんだ。っていうかこのシェーンベルクの曲大好きなので。
「ベトルーシュカ」って二人のラベックよりも、一人のポリーニのほうが凄かったりして・・・・・。



(59) ハルサイ
ALEX 投稿日:2000年2月17日<木>07時01分

>HODGE
今週はちょっと忙しくて,通りすがり・・・
「ハルサイ」のピアノ版って2台ピアノ?(楽譜上では「連弾」ってことになってるけど)アシュケナージとガブリーロフの録音があるよね。誰の演奏だったかよく覚えてないけど,確かカナダ人の女性デュオがカップリングはバルトークの「中国の不思議な役人」というCDもあったはず。「ペトルーシュカ」(3つの断章)はラベック姉妹が若い頃に録音してるね。

ニコライさんもふれているコンドンコレクションの自演版,ピアノロールとは思えないほどの鮮烈な演奏です。思わず箱で全集買ってしまいました・・・。若い頃のルービンシュタインが録音したショパンの「舟歌」の壮絶さに圧倒されてしまいました。

(58) リスト=ベートーヴェン
ニコライ 投稿日:2000年2月17日<木>00時50分

ベートーヴェンの9番をワーグナー編はBISから出ている小川典子(P)鈴木雅明(指揮)バッハコレギムジャパン合唱のやつですね。
春の祭典はコンドンコレクションのストラヴィンスキーの自演、ハフリング編、BISから出ているアシァツ編、録音は無いと思いますがシャーマーからLeyetchkiss編の楽譜が出ています。ストラヴィンスキー編による連弾、2台ピアノ編はたまに演奏会にかかりますが、ソロの方はなかなか見かけませんね。

(57) ピアノ版
HODGE 投稿日:2000年2月17日<木>00時32分/東京都

こんにちは
そうですね、ニコライさんが書いてくれたように、僕のリスト版のベートーヴェンに興味があります。シェルバコフってNAXOSのヤツですよね? これだったら揃えてもいいかな、と思います。とりあえず5番と9番は聴いてみたいですね。
そういえばベートーヴェンの9番をワーグナー(だったかな?)が編曲したのを、確か日本人が録音していたような気がします。
ピアノ版と言えば、ストラヴィンスキーの「春の祭典」も聴いてみたいですね。誰かお薦めのCDありますか?

>JOSEさん
<あの人の演奏は麻薬みたいなもので
って言い得て妙ですね。僕がクラシックを聴き始めたころ、ちょうどデジタル録音でカラヤンがちょっと変わった曲を録音していたんですね。例えば、ホルストの「惑星」とかニールセンの「不滅」、ショスタコの「10番」、サン・サーンスの「オルガン付き」とか。多分こういったハデな曲をカラヤンで聴いて、オケ曲が好きになったんだろうと思います。あの頃は結構シビレました。

それとグールドは、CDではベートーヴェン=リスト全曲は出ていないと思いますが・・・・。多分5番と6番だと思います。
グールドにはワーグナーのピアノ編曲モノもありますね。



(56) また夜更かしです
Jose 投稿日:2000年2月16日<水>03時40分/埼玉県/プ〜太郎

>ニコライさん
結局アルゲリッチは両日ともキャンセルだったそうですね。
ベートーヴェン=リストはグールドも全曲録音してませんか?僕、小学生或いは中学生の時に聴いた記憶があるのですが。ゴメンなさい、ヤッパリ勘違いですね、きっと。

(55) ピアノでベートーヴェン
ニコライ 投稿日:2000年2月16日<水>02時16分

ベートーヴェンの交響曲はガーディナーの全曲盤が大好きです。
ところでリストが交響曲を全曲ピアノに編曲しているのですが、これはこれで実際に自分で弾いて構成を把握できるので便利です。
ドヘタなビレットの世界初全曲録音、カツァリスの超絶全曲盤、ハワードのリスト大全集盤のマニアックな第一版、第2版の録音、昔懐かしいスミスの7番、最近出たロシアの俊英シェルバコフの2,5番などで聴くことができます。
おっと、グールドの5,6番もありましたね。

(54) すごいです
Jose 投稿日:2000年2月16日<水>01時39分/埼玉県/プ〜太郎

>えいちゃん
よろしくお願いします。
それにしてもベートーヴェンを7つも持ってるんですね。気が遠くなる感じです。カラヤンが入ってないのがとても素敵だと思います。中学生の時によく聞いていたのはカラヤンのモノでした。全集ではなく、一枚一枚買ってきたものを聞いていました。あの人の演奏は麻薬みたいなもので結局芸術ではないのかもしれない、とはこの頃思う事です。


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