DISC REVIEW

ミヤスコフスキー / チェロソナタ

Nikolai Miaskovsky (1881-1950)
Cello Concerto Op.66 in C minor
Sonata for Cello and Piano No.1 Op.12 in D major
Sonata for Cello and Piano No.2 Op.81 in A minor


Kyrill Rodin, Cello
Andrei Pisarev, Piano
Russian Philharmonic Orchestra
Konstantin Krimets, Conductor


Recording 1996, ARTE NOVA CLASSICS 74321 54464 2






こんなにも、哀しく、美しい音楽が・・・本当に卑怯なくらい・・・目頭を熱くする・・・チェロソナタ2番・・・胸を締め付ける。

思索的で内省的なコンチェルト、チェロソナタ1番1楽章の大らかなメロディ、情熱的な2楽章を聴いたの後、ピアノの美しいアルペジオに導かれて、チェロの咽び泣くような哀愁溢れるメロディが、スピーカーから流れる。
本当に参ってしまった(震えが走る)。
すっかりこの音楽に魅了されてしまった(何も考えられない)。
耽溺してしまった(息苦しいまでに陶酔する)。
本当に、涙が出そうになった(たぶんそうだろう)。
ミヤスコフスキーの名前は、マイスキーがコンチェルトの録音をリリースするまで知らなかった。マイスキーの録音の話題と、この ARTE NOVA の廉価なCDがなかったら、ミヤスコフスキーの音楽を生涯知らずに過ごしていたかもしれない。
この素晴らしく感動的な音楽を聴くことができて、とてもラッキーだと思う。


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