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# 450  【メタフィクション、ボルヘス、クリストフ】 2002/05/26 04:11 返信する
From:Hermit 
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>OKさん

管理の方(HODGEさん)のみ対象の書き込みかと思っていたので、Res を頂いてちょっとびっくりでした。と同時にミルハウザーの好きな方からのお話を伺えるのは非常に嬉しいです。なかなかおられないので。

>>『バーナム博物館』あたりはたぶんボルヘスの影響が濃いのかな、
>> という気がしているんですが(ボルヘス読んでないけど)
>> どうなんでしょう
専門家の答えるような質問を…(笑)
正直、よく分かりません。
ご存知と思いますが、ミルハウザーはどこでだったか創作を教えているそうですから、ボルヘスを良く知っていても不思議はないですし、メタフィクションの手法を自家薬籠中のものとし、消化しきったその作風を考えると、メタフィクションの一環として、ボルヘスの影響も幾分かはあるのかもしれないですね。

ボルヘスを読んでおられないそうですが、ボルヘスがあのような作品を書いていたのかということであれば、個人的には何だか毛色が違う気がします。
ボルヘスの小説は、言ってみれば、その物語世界を支配する法則そのものを描いている気がします。『伝奇集』『不死の人』以降、ボルヘスはだんだんと、より普通の小説に近いものを描くようになって行った気がしますが、クールにその物語世界全体を眺めるような作風自体は変わっていない気がします。

ミルハウザーの幾つかの小説も、またクールな視点から作られているようですが、しかしある一点では決定的に違っている気がします。それはOKさんも書いていらした、
>> 世界が驚きに満ちていたころの感覚
>> 目に映るものすべてが新鮮だったころの感覚
であり、また、ある世界への憧憬といった情緒的側面ではないかと思うんですよ。
情緒的というとべたついたものを考えるかもしれませんが、そうではなく、なんというかメタフィクションの骨組みに魂を込められる資質があるとでも言ったらよいのか……
そういった部分は、普通小説により近い、長編作品でよく現れているのかもしれないですね。
Martin Dressler は、どういう作品なんでしょうね… (他の2冊は紹介されているのを読んだことがあるんですが…)

>> 柴田氏はきっと翻訳する気まんまんでしょうけどね…
そう信じていますが… (笑)。
何年度だったかのベストSF(何の企画だったのか…)の海外部門10位に『3つの小さな王国』が入っていたので、その後紹介が進んでいないのが不思議ですよね。
あれから(1998)もう4年…? 待ちきれなくて首が伸びきってます。

>> アゴタ・クリストフの『悪童日記』
これ、ある人から、またある本でも傑作だと紹介されていて、食わず嫌いでしたがこれだけ勧められると(「…マルハウス」の書評に名前が出ていましたね)面白そうだと思えてきました。
最近文庫化されませんでしたっけ? 読んでみます!

>> グレッグ・イーガン、長編では『宇宙消失』がおもしろかったです。
これだけ世評高い人なので、最低あと1冊は読んでみようと思っているので、朗報。

その他、ジョナサン・キャロルだったら個人的には『炎の眠り』(よじれた世界の感覚的なリアルさと、バランス感覚が素晴らしい)と『我らが陰の声』(ラストはどうかと思いますが、途中の幻覚を見ているような恐怖のシーン、恐怖感はシリーズ一!) が良いと思うだとか、逆に一番の作品は何ですかとか伺ってみたいことはいろいろあるものの、とりあえずはこれにて。

※ 全然関係ないのですが、OK ときいて思い浮かぶのが、OK牧場の決闘。でも実はそれが何なのかもよく知りません。何か西部劇系の映画で有名な話らしいというくらい…
それはどうでもいいのですが、OK というのには何か由来が? (それともイニシャルであるとか、特に意味はない?)

Male   ゲイ       デイヴィッド・ベッカム
 

# 449  【魂の行方】 2002/05/26 04:09 返信する
From:Hermit 
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今日は。
サッカー・スウェーデン戦、引き分けたようですが、こちらにおいでの方々はどの程度サッカーに関心をお持ちなんでしょうね。
かく言う私はまぁ人並みというかそこそこというか(みーはーていど?)… 一般知識としてチームの戦術を云々できる程ではないけれど、画面を見れば楽しめますし(一応戦況はわかる)、選手の名前もまぁ何とか幾分か… (基本的にスポーツ全般、そんな感じです)
因みに「今夜のお相手」の中にベッカムやジダンの名前があるということは、HODGE さんはサッカーファン? それとも他に理由が? 少なくともジダンは容姿で選ぶ人ではないような…(偏見? 笑)

読書。
今週も結局余り読めなかったですね…。宮部みゆき「火車」、春日武彦「病んだ家族、散乱した室内」(興味深い内容でしたが、精神科医さんの本なのでここでは割愛)、吉野朔実「弟の部屋には本棚がない」、そしてようやく笠井潔「サマー・アポカリプス」(但し、まだあとがき+αのみ)。
先ずは「火車」。
これ、何と言ったらいいのか… 新事実が見つかるといった類の話ではなくて、本当に、ある事件の起こった成り行きについて、少しずつ肉付けがされていく、そのプロセスを楽しむ話、なんですね。
でもやっぱりこの作者はこの作者ですね… 母親が子供のことを描いているような、妙な甘さと感傷があって、悪くはないけれどどうかなぁ…と思わされてしまいます。どこかお説教めいた部分もありますし。勿論楽しんでは読めたのですが、これが週刊文春の24年分のベストで2位の作品(日本部門)だとは…… なんだか、それほどの作品なのかなぁ、という気もしました。
(当事者の内面を推測していく内容でありつつも、当人の内面を直接描かずにおいているのは、作者の特徴からいって上手い選択だと思いましたが)
プロジェクトX 的な感傷と共感が良かったのかなぁ…

「弟の部屋には本棚がない」は好きなマンガ家さんのエッセイマンガ(本の雑誌で連載、本にまつわるコラム)でもあり、ここでその話はどうかとは思ったのですが、ちょっとその中に興味深い話が紹介されていたので、孫引いてご紹介。
ジム・トンプスンは一味違う作家で、また HODGEさんのお気に入りと思しいのですが、この本の中でも「ポップ1280」が紹介されていました(曰く、「愛はない、どこにもない。救いもない。でもある種のカタルシスはある。精神異常者に己の犯罪を語らせたらこんなんじゃないかと思わせられます」。その年のベスト1だとも。)。
でも問題はその次。
この作品にまつわる小説というのが存在するらしいんですね。どうやら未訳のようなんですが、ジャン=ベルナール・ブイという作家の「1280の魂」(國分俊宏という人がどこかで書評を書いたらしい)。
ある男がパリの古本屋の店主に 「1966年にマルセル・デュアルメの翻訳で出版された『ポップ1280』のフランス語タイトルが『1275の魂』になっているのは何故か、消えた5つの魂はどこへ行ったのか調べて欲しい」 と依頼する、という出だしなのだとか…
何だか面白そうじゃないですか?
トンプスンは一冊面白かったから、じゃ続けて読もうと思うタイプの作家ではなくて、あの後まだ読んではいませんでしたが、これを見て「ポップ1280」が無性に読みたくなりました。

笠井潔が読み始められたのは、つまりようやく図書館に行けたんです。上司の体調が悪かったおかげで(笑)。
ジェイムズとかパーリアとかいろいろ借りてやろうか、と思っていたのですが、検索してみて予期していた書名が見当たらず、結果クロウリーの「リトル・ビック」だとか内田百閨Aグラフトン、宮沢昭夫なんかを借りていました。
うーん、個人的な興味に基づいたものではあるけれど、こちらの皆さんの興味を引くラインアップではないような…… ?

で、なんですが、Billy さん、「サマー・アポカリプス」関連の書き込み、ネタバレ版でやっていらして良いのではないでしょうか? 私は読み終わるまで覗きませんから。

Male   ゲイ       グレン・グールド
 

# 448  【今日のウィル&グレイスは面白かった】 2002/05/26 02:04 返信する
From:HODGE 
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>>そういえば今週は HODGE さんの更新も少ないですね。

と言われて、今週は毎日更新しました! うーん、やればできるんだー、と自己満足です。
ただ、書いてすぐアップしたようなのばかりなので、誤字脱字、ヘンな構文、意味不明が多かったので、いろいろと修正しました。昨日アップしたソンタグのレビューもさっきいろいろと直してので、まあ、ほとんど「修正パッチ版」ですね。

それとBillyさんお奨めの加藤周一『日本文学史序説』を探しに本屋へ行ったのですが、これってかなり分厚くて2冊組みなんですよね。ちょっと手軽に読めないな。

あと滝本誠氏関係で
「滝本誠 公認ページ 」から僕の『きれいな猟奇』のレビューへリンクがされていました。        

http://www.ifnet.or.jp/%7Ekyoko.hi/taqui/ta_news.html

すごく光栄です。ホーム・ページつくっていて本当に良かったと感じました。滝本氏の次回作も待ち遠しいですね。

Male   ゲイ       ジュード・ロウ
 

# 447  【エンロン社員のヌード】 2002/05/22 00:10 返信する
From:HODGE 
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BBCのニュースで面白い記事を見つけました。昨年潰れたエンロンの男性社員が「プレイガール誌」でエロティックなヌードになっているそうです。

http://news.bbc.co.uk/hi/english/business/newsid_1998000/1998679.stm

エンロンといえば、実は radical will でも書こうと思っていろいろと情報を集めていたんですが、この会社はとてもゲイ・フレンドリーで有名だったらしいんですね。同性のパートナーにも社会保障を与えたりして。
日本だと悪いイメージしか流れてこないので、ちょっとフェアじゃないな、と思っていました。
まあ、それはともかく、プレイガール入手したいですね(笑)

>Billyさん
紀伊国屋での収穫はありましたか?
それにしても「すだれ」に絵を書くなんて風流ですね。
クセジュはそう白水社のです。僕もそんなに持っていないのですが、ラインナップが個性的ですよね。
『芸術哲学入門』はちょっと読みましたけど、コンパクトにまとまっていて、なかなか良いですよ。巻末の参考文献も詳しいですし。

>>辞職して社民党から選挙に出るつもりなのかとも最近思っています。
これ、ありそうですね(笑)

加藤周一は『日本文学史序説』がお奨めなんですね。文庫で出ているなら手軽に読めそうですね。今度読んでみますね。

>Hermitさん
イーガンは初めて聞いたのですが、SFの人なんですね。でもなんかHermitさんのお奨めは「含み」がありそう(笑)

>>ソフトな"悪"
っていうのは、どういうものなんでしょうかね。「皮膚の下の頭蓋骨」だと「狡猾な悪」ですかね。
ただ「悪」に関しては、自分では(思いっきり意訳してしまうと)、すごく「ローカル」な「道徳」だと思うんですよね。中国では「ポルノ」と「政治」が悪ですけど、西欧ではとくにそんなことはありませんよね。戦争だと人殺しはOKだし。

そのレズビアン・カップルの件ですが、それほど問題なのかなあ、って思います。これは、最初から聾唖の子供を作ろうとしたから問題なんですよね。でも、僕は産まれてくる子供が聾唖だとわかったので「中絶」したケースよりも、ぜんぜん悪くないと思いますけど(論点が違うのでしょうか)
それともヒトラーが「考えた」ように、これとは逆に「優秀」なゲルマンの子供を「意図」して作ろうとしたことと「背中合わせ」だからなんでしょうか。

(もちろんこれは、産まれてくる子供は聾唖だと「可哀想」なんていう感傷的なレベルの話ではないですよね。もしそうだとすると、「社会的」に抑圧されている「民族」や「人種」が将来的にも「抑圧」されることが確実だとしてた、そういう「時空」において、産まれてくる子供は「やはり可哀想」ですもんね)

もっとも「生物学」に詳しいHermitさんならば、動物の世界で、メスはより「強いオス」を受け入れたり、孔雀の場合のようにより「美しいオス」をメスが選ぶのはわりと普通のように思うんじゃないかと思ったのですけど。というかやっぱりメスは自分の子供を「デザイン」する「本能」があるのでは、と。そこが男女の「非対称」で「愛」よりも「現実的な選択」が上位にくる。
これに対し「同性愛」の場合は「対称」になるので「愛」が先行する、とかね……これが「同性愛史上主義」ですか(笑)


Male   ゲイ       リッキー・マーチン
 

# 446  【明日紀伊國屋書店梅田本店に行きます♪】 2002/05/20 19:27 返信する
From:billy URL:http://ronan_jp.tripod.com/index.htm
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先日から、家の窓の直射日光がますます激しさを増してきたので
すだれをつけることにしました。でも、すだれをつけてもなんか
自分の部屋に合わない。純和風な部屋だとすだれとござでばっち
り「日本の夏、キンチョウの夏!」って感じで決まるんですが、
雑誌とは違いコンポやら、本やら、テレビを置いていると、やは
りどうしても西洋風の部屋になってしまいますよね。
で、自分は何を思ったか、すだれに絵を描こうと思って、まだ残
ってあったアクリルカラーを取り出して絵を描いていたんですよ。
ガレージで3時間ほど粘ってなかなかいいできだったんで、乾か
して、いざ!自分の部屋に飾ってみると、どうもいまいち。よけ
いにじゃまをするというか、目立ちすぎるというか、派手派手し
いというか、こんなの夜中目を覚ますと驚いて心臓とまりそうな
ほど、存在感があることに気づいたんです。
だから、現在それを外の方に向けて、すだれの裏側の何も書かれ
ていない方向を部屋の中に向けて使っています。

まー、ここまでは、前置きでして、いざ、レスです!

>昨日、神田の三省堂まで行ってやっとクセジュの『異端カタリ派』
>をゲットしてきました。クセジュって大型書店でないとおいてま
>せんよね

これって白水社のやつですよね?
なんか小さな出版社の本も案外ある僕のオタッキーな本棚ですが、
白水社の文庫クセジュって『英国史』しかないです。
それも教科書で使ったやつなんで、自発的に購入する機会がまだ
ないんですよね。だって、クセジュ文字が小さいし、印刷も質が
悪いと思いません?まぁ、内容的にすごくいいものがあると聞き
ましたけどね。

>『芸術哲学入門』なんてのも買ってしまいました。プラトン、カ
>ント、ヘーゲル、ハイデカー、メルロ・ポンティらの芸術論を概
>説したようです。もちろん気軽に読めそうなので買っただけです。

これおもしろそうっすねー。
是非読み終わったら感想を教えてください。
なかなかいいやつだったら、購入することにします。

>同じ新書で話題になっているらしい『神道の逆襲』

これ話題なんですか?僕も購入しましたけど、ちらっと見た感じでは
まぁまぁって感じでした。ってまだ読んでいないんで具体的なこと
はいえないんですけどね。

>『マニエリスム芸術論』情報量がとんでもなく多いので重宝しています。

それはたのしみ。みどりさんですが、最近千葉大やめましたね。
もしかしてリストラされたのかと思うんですが、そこは日本の国立大学。
彼女ほどの学者にれば、終身在職権を持っているだろうし、第一教授
だとクビになりませんよねー。
辞職して社民党から選挙に出るつもりなのかとも最近思っています。

>(加藤周一)僕もこのフレーズにビクっときましたね。確か「読書論」
>みたいなやつを読んだことがあるのですが……。なにかお勧めはあ
>りますか?

断然『日本文学史序説』(ちくま文芸文庫or筑摩書房)ですよ!
この本と知り合ったのは留学していたとき、英訳版だったんですが、
びっくりした。まず僕たちが普通想像する文学と加藤が指摘する「
文学」とは違うんですよね。彼は、「文学」という言葉に美術・宗
教・農民一揆までをも含めるんです。そして、日本人はその時代に
何を考えていたのかをその「文学」から推察していくんですが、彼
の考え方は「日本文学の特徴について」という「はじめに」みたい
なところですべて書かれてあります。そして、後は具体的に見てい
くって感じですかね。ちくま学術文庫から出ていますので、是非読
んでみてください。全く僕のように文学史に詳しくない人でも読め
るし日本歴史知らない人でも日本人の文化のダイナミズムがわかる
と思います。しかも、この本で古代から戦後までをも概説している
と言うところもすごいと思いません?僕日本語版も購入したんです
が、日本語版の方は言葉が少し難しくてやや難航中です。(笑)

だから、この本は限りなく文化史という方向性を持って、しかも加
藤はある意図を持ってこれを書いているんですね。是非この本は読
むことを強く勧めます。

で、どうして急に加藤なのかと言うことなんですが、とあることで
週1回1時間だけピンチヒッターで大学の非常勤しているんですね。
で、そのテキストにこの本を使っているので、もう一度授業の予習
なんかをしていると、また加藤熱が盛り上がってきて、本箱の片隅
に飾ってあった『加藤周一著作集』まで引っ張り出して読む始末。
当分さめそうにないですね。

加藤は違う著作の中で、「来るべき千年間の日本はどう変わるだろ
うか。千年を振り返って、私が今空想できるのは長くて百年、短く見
れば数10年のことに過ぎない。その短い未来に千年間変わらなかった
ことが変わる事はおそらくないだろう」(僕の今月のお気に入り)と言
っているのですが、すごく重い言葉ですよね。
加藤がどうしてこの結論に至ったのか、それはこの『日本文学史序説』
で詳しく説明されています。
僕はこの本に知り合った本当に良かったと今でも心からそう思うんです。

そういえば、最近読んだ『夕陽妄語』もかなりおもしろかったですよ。
僕は加藤周一を「文学」評論家として評価しているんで、そのつながり
で読まれるんだったら、『加藤周一セレクション3』(平凡社)もいい
ですよ。
(著作集でいうと20巻です)

今日も加藤周一を購入したんですが、これが……著作集に入っている
作品だったんで、ちょっとショックでした。まぁ、もっとも尊敬する
人間なんで、全著作を集めたいと思っているんですが。

>今年年賀状のデザインの参考にしました(ナイト・・・

今年って僕が24才だから、ヘビ年ですよね。どうしてヘビ年にナイ
ト?なんか理由あるんですか?

>「アポカリプス」に移れないのは図書館に行けないせいでもあります。
>買えという話もあるんですが、買っても置く場所がないような…

読完したら教えてください。僕言いたいことあるんで。特にラストシ
ーンについて。で、本の件ですが、Hermitさんってそんなに本を持っ
ているんですか。『本箱が見たい!』っていういかにも僕とHermitさ
ん向けの(笑)ミーハーな(笑)本があって、僕も愛読していたんですが、
結構人の本棚って気になりません?本箱を見ているだけで、その人の
趣味とか、潔癖度まで何となくわかるような気がするんです。

僕の本棚といえば、やたら本を詰め込んであって、探すのが大変だっ
たりします。その上、文庫はただでさえ本棚のスペースがないのに、
入れるのがもったいないと言うわけで、本棚の上に平積にしてありま
す。これも案外な量で、僕昔講談社学術文庫にはまっていたことがあ
って、その名残であのブルーの背がやたらに目立つ。

>被爆2世としては

へーHermit猊下は(女王がだめなのでこちらにしてみました)、広島か
長崎出身なんですね。それとも親がと言うことですか?
どうやらHermitさんは親と同居しているようなので、親が広島・長崎
出身ということなんですね。
そういえば加藤周一も原爆についてというか、戦争についての著作も
多いです。

加藤の最新作は岩波のブックレットなんですが、内容はテロでした。
岩波ブックレットも僕の本箱では少ないです。「荒れ野の40年」ぐ
らいしか持っていないんで、これも買う予定。

>そうそう、チェコ行きを企画しておられるそうですが、チェコはアー
>トアニメ好きにとっては聖地。

そうなんです。ただ、僕はだらだらしに行くだけなんですけどね。
絶対プラハには何かある!と直感で行くことにします。でも、英語が
通じるのか疑問だし、いまいちみたいものがないんですよね。だから
我が第2の故郷、オーストラリアと悩んでいる最中です。オーストラ
リアも久しぶりに行きたい。
でも、アートアニメってどういう分野なんですか?
イメージではだいたいどんなものかは想像つくんですが、具体的な作
家になると出てこないですねー。

>都市伝説より怖いです。興味があれば読んでみてください。

恐ろしい。特に同人誌のやつが怖い!
昔、英会話の学校勧める押し売りがうちのマンションに来て、
ガツガツと部屋に上がり込んで、なんと4時間も説得されたことがあり
ましたが、ある種そういう人とかと同類かと思いました。
だって、鈍感というか、いい言葉で言うと「我が道を行く」タイプです
ね。だいたいその営業さんも普通、買う予定のない人に4時間も粘って
説得しないでしょ。
で、押しかけ屋さんもそういうレヴェルでは同じなんでしょうねー。
もう自分のことしか考えていなくて、客観的にみれないんでしょうねー。
実際、そんな友達もいないし、自分は同人誌なんかに全く興味がないので
まずは一安心ですが、知らないうちに友達の友達と言うことで押し入られ
る可能性もあるということですよね。
怖すぎる。。。

ちなみに、学生時代、学校が始まる前とか終わった後に集会場に自然と
なっている友達のマンションがありました。
それも押し入りになるのだろうか。。。あとみんな集まって鍋する
友達の家がいつも同じだとか。

>おう、最新鋭の(でもない?)飛び道具!
>これで書き込みはBilly さんにお任せですね(笑)。更新も思いのまま?

これですが、、、そんなに勧められるような品物ではありません。
まぁ、認識精度は案外いいんですが、日本語は漢字の変換がややこしい
じゃないですか。特にカタカナとひらがなと漢字がうまく変換されなく
て、どっちみち、最後にキーボードで修正しないといけないし、学習さ
せてもその漢字だけではなく、同音異義語も使うんで、また修正って感
じで、はっきり言って二度手間って感じ。
その上導入にもかなりのマシンパワーが必要とされるんで、投資額が結
構嵩みました。それを考慮したら購入する必要はなかったと未だに後悔
していますね。ちなみに更新は、音声入力とDreamWeaverを起動すると
一気に速度が落ちる上、国宝で使う漢字はただでさえ頻出漢字ではない
のにその「二度手間」に要する時間が大幅にかかるんで、キーボードの
方で作っています。あと、最近気づいたんですが、パソコンに向かって
話しかけている姿は滑稽というかばからしいので、最近は使わないよう
にしました。なんか、何も知らない人が見たら変に思われそうで。(笑)

>(トムクランシー)折角ですからその魅力についてもっと語ってみせてく
>ださい。

客観的にこの本を眺めるとすごくむかむかするんですよ。『日米開戦』
では、日本がコテンパンに叩かれますし、今回の『大戦勃発』では、中
国が袋たたきになっています。しかも話がいつもアメリカが勝って、
「アメリカが世界を救った」とか"United States is No.1"という主張
が見え見えで、いかにもボンクラの国民向けの小説だと感じてしまうん
です。(僕はアメリカ嫌い)
なのにどうして読むかというと、その登場人物です。登場人物はジャッ
ク・ライアンシリーズ全作品を通してほとんど同じ登場人物で、立場は
少しずつ昇級したりしているんです。だから、大昔、米ソ冷戦構造の中
で、まだアメリカが薬物を撲滅しようとした作戦とかを描いたクランシ
ーの小説から読んでいる読者にとっては、もう登場人物が親近感わきす
ぎて読まないといられない気がします。それはまるでドラマのよう。

僕はアルマゲドンのような作品が次々と登場してきても、おそらく最初
はブームに乗っかって見てしまうと思うのですが、第2作品からはだい
たいの内容がわかってしまって見ないと思います。だけど、クランシー
の小説は「海外ドラマ」的で、話がおもしろくなくなってしまっても、
何となく見てしまうのと同じです。

あと、話がおもしろいというのもありますね。確かに話の行く先はわか
っているんですけど、最初に出来事が起こって、また他の出来事が起こ
ってそれがどのようにつながっていくのか、とか大統領がオーヴァルオ
フィスで各大臣とどんな風に会話しているのかも描かれているんで、
のぞき見しているという感じではないんですが、登場人物たちに親近感
を持っている自分としては、その部分も読んでいると楽しいんです。

最後にこの部分が一番重要かもしれないんですが、僕が軍服好きだとい
うこともあるでしょうね。軍隊が大好きで、やたら軍人さんに萌えるか
らクランシーを読み始めたものですから。
↑結局話はここに帰着するんですね。。。(笑)

Male   ゲイ       マドンナ
 

# 445  【神道の逆襲】 2002/05/19 21:15 返信する
From:HODGE 
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こんにちは。
昨日、神田の三省堂まで行ってやっとクセジュの『異端カタリ派』をゲットしてきました。クセジュって大型書店でないとおいてませんよね(ポケミスもそうですけど)。なのでついでに『芸術哲学入門』なんてのも買ってしまいました。プラトン、カント、ヘーゲル、ハイデカー、メルロ・ポンティらの芸術論を概説したようです。もちろん気軽に読めそうなので買っただけです。
それと同じ新書で話題になっているらしい『神道の逆襲』(講談社現代新書)と『哲学者の密室』関係でレヴィナス『実存から実存者へ』なんてのもゲットしました。

>Billyさん
お、みどりさん(←気安い)の本ですね。『マニエリスム芸術論』は情報量がとんでもなく多いので重宝しています。

>>加藤周一を初めて読んだとき、鳥肌が立ちましたよ。
僕もこのフレーズにビクっときましたね。確か「読書論」みたいなやつを読んだことがあるのですが……。なにかお勧めはありますか?

>Hermitさん
>>そういえば今週は HODGE さんの更新も少ないですね
なんとか『サマー・アポカリプス』のレビューを書きました。なにしろ『哲学者の密室』をメインに『ヒトラー 秘密の生涯』やジャネット・ウィンターソン(彼女はレズビアンだそうです)の『さくらんぼの性は』とか色々と手を出してるんで。

>>高城響
これで僕が終わるわけはないじゃないですか(笑) 改めてあの「やおい」論を読んで怒り爆発です。Rimbaudの方にレビューとして続きを書くつもりです。
いちおう結論としては、ああいった「やおい」論は、日本軍人が書く『従軍慰安婦論』、ナチ将校が書く『ユダヤ女論』と同じ物だと導くつもりです。そこにゴヤの絵画『わが子を食らうサチュルヌス』を持ってきて、もし自分の子供が同性愛者であった場合でも、ああ言った「やおい」論が書けるのか、と矢吹カケルのように迫ります→これがこの間書いたヴェイユの「餓死」と関係します。
こういったことは最初はスーザン・ソンタグの『テロのまなざし』のレビューで書くつもりでしたが、高城響の「やおい」論があまりにも頭に来たので構成を変えました。

>>それが差別であることに(場合によっては当事者すら)気づかない、というのがむしろ現代ではないかと。

これはまあ難しいと思うのですが、例えば痴漢やレイプの加害者、あるいはセクシュアル・ハラスメントの加害者の意識に焦点を置くのか、それともそういった被害を受けた方に焦点を置くのかで違ってきますよね。僕は不快な点に関してははっきり声を出すべきだと思っているので、自分でもそうしています。高城響の発言は「テクスチュアル・ハラスメント」だと思っています。

Male   ゲイ       ヒラリー・クリントン
 

# 444  【ミルハウザーとイーガン】 2002/05/19 20:43 返信する
From:OK 
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>>Hermitさん

> 同じような作家を読んでいても、どの作品を傑作と考えるか、どのように捉えるかといった辺りは結構違っていて、そこが他人の意見として面白いところでした。

これは嗜好の違いもあるんですが、その作家のどの作品から読みはじめたかによっても結構変わってくるでしょうね。私はミルハウザーでいえば『エドウィン・マルハウス』が最初だったので、その印象が強いみたいです。

『バーナム博物館』あたりはたぶんボルヘスの影響が濃いのかな、という気がしているんですが(ボルヘス読んでないけど)どうなんでしょう。

他の長編も訳されてほしいというのは、ほんとに同感です。柴田氏はきっと翻訳する気まんまんでしょうけどね……。

グレッグ・イーガンの『祈りの海』は私も前半の短篇のほうが好みでした。この作家はたぶん「SF」属性のない人でも興味深く読めるんじゃないでしょうか(私がそうなので)。長編では『宇宙消失』がおもしろかったです。

         
 

# 443  【恐怖…】 2002/05/19 19:30 返信する
From:Hermit 
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>Billy さん
>> 女王様
……と言われたのは初めてだな…
女王というと、赤の女王、そしてシャイニングを思い出します…
入ってはいけないといわれた部屋に少年が入っていこうとするシーン…

  彼はそっと鍵に触れ、その上で指を遊ばせた。頭の中が乾ききって、
  ふらふらするような気がした。鍵を回すと、タンブラーがなめらかに
  かちりともどった。
  (このものの首を斬れ! 首を斬れ! 首を斬れ!)
  (だがこのゲームはクローケーとはちがうんだもっと槌が短いんだこ
   のゲームは)
  (どすん! がーん! まっすぐウィケットを通過しました)
  (このものの首を斬れぇぇぇぇぇ------)
  ダニーはドアを押し開けた。それはきしみもせずになめらかにひらいた。

…本当はボールドや傍点なども用いられてもっと迫力があるんですが。
キングの本では自伝的な「小説作法」というのが出ていますが、立ち読みしてみてこの作品がアル中、ヤク中の真っ最中に描かれたと知ってびっくり。そういったことを過去のものとして描かれた作品かと思っていたので。

>>僕も今人間という生物をやっておりますが
って…… それはこのなかに人間じゃないものが混じっているかもってことでしょうか……

>> 生物はたしか「光合成」とか「遺伝」
まぁいろいろですが、そう連想すると、暗記物ってイメージですよね…
そうですねぇ、実のところ考え方そのものは、例えばS・J・グールドなどの本から得てきたような気がしますね… 大学で、というよりは……

>> クランシーの大戦勃発を読んでいます。
>> やっぱりいいわー。もうあの登場人物がかなりいいですね
折角ですからその魅力についてもっと語ってみせてください。

>> 海外に行きたいんだったらオーストラリア
今はオゾンホールが怖いですけれどね、被爆2世としては。(といって別にいく予定もないから余計なお世話ですけど)
そうそう、チェコ行きを企画しておられるそうですが、
チェコはアートアニメ好きにとっては聖地。今から土産話を楽しみにしています。(笑)

関係ない話ですが、下世話な話ということで(笑)。
さるところで話題に上ったので、今日、推し掛け屋の事例を読んでいたのですが、怖い。下手な都市伝説より怖いです。興味があれば読んでみてください。
怖いとか言って見ているような興味本位はいけないことでしょうけれど、ともあれ人間ってこういうこともするんだと…… 自分が外堀を埋められたら対抗できるか…と考えるにつけ怖い。
http://isweb40.infoseek.co.jp/diary/sakura7n/

>> VoiceATOKで音声入力
おう、最新鋭の(でもない?)飛び道具!
これで書き込みはBilly さんにお任せですね(笑)。更新も思いのまま?
>> 掲示板の書き込みに10時間も費やすことはないんで。(笑)
さすがにそれは分かってましたが……(苦笑)

>> 加藤周一を初めて読んだとき、鳥肌が立ちましたよ。
>> これほどまで壮大な文化論は彼しかかけないものですね
これも面白そう、詳しいご紹介を!

Male   ゲイ       ピエール・ブーレーズ
 

# 442  【ミルハウザーの傑作】 2002/05/19 19:28 返信する
From:Hermit 
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>HODGE さん
>>「やおい論」
今度の件も「やおい論」を読んでみないと何とも言えないところですが、
高城響という人がゲイを受け付けなかったので、それを一般論にしてしまっているのは確かでしょうね…
ちょっと気になるのが
>> ロリータ系のマンガやゲームで遊ぶ「オタク」たちは、
>> 実際に性犯罪者は少ないと「必死で」書かれていたように思います
実際の所は分かりませんが、犯罪を描いたものを書いたり読んだりするのは、世に犯罪を招くことになるぞ、的な物言いに対する抗議と同じ事のような気がするので、この意見に文句をつけてしまうのはどうかという気もしますが。

フェミニズムやゲイに関する問題について、先に書いたイーガンの作品とも関係しますが、ソフトな支配の横行する現代にあっては、多分従来の武闘的姿勢は余り有効でない気がするんですよね。
アメリカでのマイノリティーの扱いに変化が出てきているらしい、ということを以前書いた気がしますけれど、現代は以前の惨状を持ち出してみても、逆に今はそんなひどいことはないんだからありがたいと思え、と言われて終わってしまう気がします。
それが差別であることに(場合によっては当事者すら)気づかない、というのがむしろ現代ではないかと。それに対抗するとすれば、やはりソフトな方法、地下的な部分での既成事実化?みたいなことになるんでしょうか。
なので、「問題化」は大事なことだと思いますが、やり方が難しい、といったところでしょうかね…
その他、この話題は終わっているのか、HODGE さんの続き待ちなのか、どうなのかちょっと分かっていませんが、とりあえずはこれまでに。

>> 『ハイデガー=存在神秘の哲学』(講談社現代新書)を買ってきました。
>> とりあえずナディアには負けたくないので(笑)
……しまった、私はナディアに負けていそう(笑)。何か読んだ方がいいでしょうか。
>> ヴェイユはやっぱり「愛の神の不在の証拠を見た」というのが
>> すごくショックな感じですね
という辺り、近いうち挑戦しようかと… (ちょっとまだ保証の限りではないんですが…)

>> クセジュ
私は、このシリーズには詳しくないんですけれど、様々なジャンルが分類されずに混在する、不思議なシリーズですよね。
チェスの本が1冊あります。今年年賀状のデザインの参考にしました(ナイトのコマ(笑)と詰めチェス)

>> 『カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険』
これだけ聞くと、どんな作家だろうと思っていたんですが、
>> 『ピッツバーグの秘密の夏』
こちらなら、何だ、読んだことがあると思います。図書館の本棚で、ホワイトの『ある少年の物語』なんかと一緒に並んでいたような……

--------------

あとOKさんのサイトについてですが、
ミルハウザー始め、ジョナサン・キャロル、ケッチャム、ランズデール、マグラアほか、興味のあった作家や、今興味のある作家が結構あって、興味深かったです。(もっとも、これだけの作品数が紹介されていると、むしろ重なっている部分が少ないと考えた方がいいのかもしれないですが…)
とはいえ、同じような作家を読んでいても、どの作品を傑作と考えるか、どのように捉えるかといった辺りは結構違っていて、そこが他人の意見として面白いところでした。
例えばミルハウザー。
エドウィン・マルハウスが一押しのようでした。これは伝記小説のパロディーで、伝記小説作家のポジションを皮肉った面があり(終盤になるほどこの面は露わになってきますね)、また最後に"ある仕掛け"を見せる巧みな小説でしたけれど、私個人は今のところ短編作品の方がらしくて好きなんです。そもそもの馴れ初めからして、マリ・クレールに掲載された「アリスは、落ちながら」でしたから…
(因みにマルハウスは結果的にミステリや"ホラー"として読めますが、そういうものを期待して読み出してしまうと、途中でついていけなくなるのでは…)
ただ、「…マルハウス」を特に支持する人は、他のサイトでもけっこうおられますね。

>> 彼らしさ全開の作品
が「アウグスト・エッシェンブルク」など、他に挙げると「幻影師、アイゼンハイム」や「J・フランクリン・ペインの小さな王国」などであるのはそのとおりと思いますが、(これらは一つの世界を作り上げていく男たちの話ですね、様々なものを犠牲にしつつも…)
他にも、例えば「アリスは、落ちながら」の多面鏡に映し出されたかのような世界、「バーナム博物館」の様々な展示物が結果的に人々の願望を浮き彫りにしていく作品、「雨」のような日常と幻想の境目を描く作品なども、それぞれに非常に彼らしい作品という気がします。「幻影師…」合わせ、これらはどれも個人的なベストで、また『バーナム博物館』収録作(粒ぞろいではないかもしれませんが…)。
『3つの小さな王国』も傑作ですけれど、どちらかというと『バーナム…』で描かれた作品の延長線上のもの、という気がしてしまうんですよね……

それにしても早く次の短編集や、長編作品(Martin Dresslar だったかな?がピューリッツァーを取ったそうですが)なども読みたいものです。短編はもう結構訳されているはずなんですが。
「ある浪漫主義者の肖像」「モルフィウスの国から」も是非読みたい。

あと、
>> ジェイムズ・エルロイ
は、滝本誠氏も結構取り上げていたので、HODGE さんとしても興味大なのでは。
グレッグ・イーガンも結構取り上げられているんですね。

Male   ゲイ       ウィリアム・バロウズ
 

# 441  【世界の罠】 2002/05/19 19:27 返信する
From:Hermit 
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今日は。

仕事が忙しかっただけで、別に何があったわけでもない割に、何から書こうかと思ったりしているのは何だかバカみたいですが…
そういえば今週は HODGE さんの更新も少ないですね。Disc Review はしっかり拝見しましたが。

読書は大してしていません。通勤時間自体は変わらないのに、仕事で気力を使ってしまうせいか、ページを繰るのが遅い上、時々ページも見ずにぼっとしてしまう…
そんな酷な状態で読まれることになったのがG・イーガンの「祈りの海」。SFです。
そうですねぇ… 読み始めてしばらくは "21世紀の巨匠" と呼ばれることに素直に納得、という感じでした。
テーマ自体が非常に今日的で、クローン時代の精神の問題という感じですし、それを読者に実感させる道具立ても体験的色彩(しかもSFでなければありえないような体験)が強い分、求訴力が強く、その力で読ませてきます。
(クローンやバイオテクノロジー技術を扱った作品は、もちろん従来から沢山あったんですが、何と言うのか、ただのアイディアではなくて、それが現前しようとしている時代ならではの視点や切実さみたいなものを感じるんですよね)
ただ、後半部になるほどより後に書かれた作品が多くなるんですが、どうもそうしたところから離れていきつつある印象を受けるんですよね。ラストの「祈りの海」に到っては、大まかにはほとんど現代の現実問題(もどき)として描いたって構わないような展開ですし、テーマも普遍的な "信仰という問題" 。結末も、まぁ予期できるものですし……
その辺りの作品では、なんだかSF的道具立ての必然性が薄れているような印象も受けたんですよね。単なるガジェットとなりかかっているというか……
瀬名秀明氏はあとがきでこの地点に到ったことを含めて誉めていましたが、私個人はこれからこの作家はなにをどう描いていくんだろうか、とちょっと思ったりしました。むしろテーマから言ったら、SFの枠を離れたいのではないか、とか。
まぁ今もSF界で絶賛されているし、SFから離れることはないでしょうけれど……

その中で、HODGE さん辺りに興味深いのは「繭」という作品でしょうか。
現代企業・社会のありよう(儲け至上であることと、あくまでソフトな支配・操縦)に、ゲイ(マイノリティー)の問題とバイオテクノロジーを絡めた作品。ミステリ仕立てといってもいい作品です。もし HODGE さんが読まれることがあったら、このケースをどう思うか伺ってみたいものです。
現代に横行するソフトな"悪"(注釈つきの悪かもしれませんが)という構図には、ちょっと「皮膚の下の頭蓋骨」を連想したりもして…
さるところで、聾(ろう)のレズビアンカップルが、聾の子供が欲しいと聾男性の精子提供を受けて(結果的に)聾の子供を出産したことが、倫理的に許されるのだろうか?的なことが話題になったのですが、その問題は既にここでも扱われていたんだなぁと読んで感慨…
(もっとも、それはもともとは、その行為がマイノリティーの誇りの域を越えて聾至上主義的なのでは、といった辺りがそのカップルの発言などから問題になっていたものですが)

今は宮部みゆき氏の「火車」を読んでいます。
ちょっとなるほど、と思ったのが、この作家はこうした日常世界に近い人間関係や、人情噺的世界ではあの文章がマイナスというよりむしろプラスに作用するくらいなのかもしれないな、ということでした。その意味では「この作者はホラーなんか書かないでもっと現実のミステリを書いて欲しい」という意見には賛成できるかも。
人生ぎりぎりの選択、みたいなものを当事者の胸中から描き出す、というような作品や、レンデル、ハイスミスみたいな内容の作品ではあの特徴ははっきりマイナスに出る気がしますから。
なかなか「アポカリプス」に移れないのは図書館に行けないせいでもあります。買えという話もあるんですが、買っても置く場所がないような… そろそろ一部の本を処分しなくてはならないです… とにかく、読む気がなくて放ってある訳ではありませんので…

Male   ゲイ       ヴァルター・ベンヤミン
 

# 440  【買っちゃいました。】 2002/05/19 19:00 返信する
From:billy 
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笠井潔ではないです。
美術史のwみどりの中でも最近ちょっと訳のわからない
行動をしている西洋美術史の僕の嫌いな
(↑ここまで言うと誰だかわかりますね)
みどり氏の『マニエリスム芸術論』です。
これってちくま学芸文庫から発売されているんですねー。
iron・・・を見ていて少し気になったんで
本屋さんに行ったときに購入してみました。
発行日を見るとまだまともな路線を行っていた時期なので、
楽しく読めそうです。

他に購入した本は、平凡社の『加藤周一セレクション』。
最近とあることから加藤周一を読み直しているんですが、
いつ読んでも彼の主張はいいですねー。
加藤周一を初めて読んだとき、鳥肌が立ちましたよ。
これほどまで壮大な文化論は彼しかかけないものですね。
大学時代読み始めた加藤周一著作集ももう一度読み直したくなりました。




Male   ゲイ       シモーヌ・ヴェイユ
 

# 439  【ラムダ文学賞】 2002/05/17 00:13 返信する
From:HODGE 
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オランダの総選挙はフォルタイン党が躍進しましたね。
日本のメディアはどうせ「極右」の台頭と一括りにするかと思ってましたけど、この毎日新聞の記事は正確で信頼できると思います。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020516-00001055-mai-int

Billyさん
クリストファー・ライスってなかなかハンサムですね(でもちょっとナルシストっぽいかな)。
Advocateのインタビューでは、自分はシャイで社交的ではなくて「オクテ」だと言ってますね。まあ文学青年なんでしょうね。
『ぼくたちの終わらない夏』は最後の章が「ヨハネの黙示録」が引用されていて、なかなか良さそう。そのうち読んでみます。第二作『The Snow Garden』も面白そうですね。こちらはサスペンスっぽいので、これも読んでみたいですね。レビューとかではスティーブン・キングの恐怖とエドマンド・ホワイトのストーリーが合わさったようだと書いてあります。

それとラムダ文学賞が発表されました。ゲイメンズ・ミステリではマイケル・ナーヴァ『Rag and Bone』。早く読みたいですね。
以下受賞作。

http://www.lambdalit.org/

Lesbian Fiction
Days of Awe, Achy Obejas (Ballantine)

Gay Men’s Fiction
The Practical Heart, Allan Gurganus (Knopf)

Lesbian Poetry
Fox, Adrienne Rich (Norton)

Gay Men’s Poetry
Source, Mark Doty (Harper Collins)

Lesbian Mystery
Merchant of Venus, Ellen Hart (St. Martin's)

Gay Men’s Mystery
Rag and Bone, Michael Nava (G. P. Putnam)

Spirituality
Queer Commentary and the Hebrew Bible Ken Stone, editor (The Pilgrim Press)

Spirituality
Escaping God’s Closet: The Revelations of a Queer Priest, Bernard Duncan Mayes (University Press of Virginia)

Small Press
Conversaciones!, Mariana Romo-Carmona (Cleis Press)

Science Fiction?Fantasy?Horror
Point of Dreams, Melissa Scott and Lisa A. Barnett (Tor)

Romance
Pages for You, Sylvia Brownrigg (Farrar, Straus, and Giroux)

Fiction Anthology
Diva Book of Short Stories, Helen Sandler, ed. (Diva Books)

Nonfiction Anthology
The Greatest Taboo: Homosexuality in Black Communities, Delroy Constantine-Simms, ed. (Alyson)

Humor
Fraud, David Rakoff (Doubleday)

GLBT Studies
Courting Justice: Gay Men and Lesbians v. the Supreme Court, Joyce Murdoch and Deb Price (Basic Books)

Children?Young Adult
Finding H.F., Julia Watts (Alyson)

GLBT Biography
The Scarlet Professor, Barry Werth (Doubleday)

GLBT Autobiography?Memoir
Noonday Demon, Andrew Solomon (Scribner)

Erotica
See Dick Deconstruct: Literotica for the Satirically Bent, Ian Philips (AttaGirl Press)

Transgender?Bisexual
Omnigender: A Trans-religious Approach, Virginia Ramey Mollenkott (Pilgrim Press)

Photography?Visual Arts
Dear Friends: American Photographs of Men Together, 1840-1918, David Deitcher (Harry N. Abrams)

Male   ゲイ       キーアン・ウエストライフ
 

# 437  【竹村さんの本、売り切れでした。】 2002/05/16 10:21 返信する
From:billy 
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>ってゲイの方が編集に加わっているんですか。
>では安心して使えますね。CD−ROM版でも買おうかな。

おすすめっすよ。まぁ、ここで僕が勧めたからと言って
別に見返りもらえるわけではないのですが、僕は断然この
辞書を推薦します。ただ、英文法に精通していないと
ちょっと調べにくいかもと言う疑問はありますが。
たぶん大丈夫だと思います。
ただCD-ROM出ているのかは知りません。

>なんがすごくエグイ恩師ですね。

笑。そうそう、東京裁判のカセットとかも昔もらいましたよ。
今どこにあるのかわからないのですが、その先生と約束事に
2年後学校に戻って学位がゲットできた暁には、金印の
陰影をくれるそうです。(もちろん本物からの陰影です)
それもまー、ほしいとは思わないんですが、持っていると
なんか役に立ちそう。
(↑これを貧乏性と呼ぶのですね)

>彼はゲイですよね。
>雑誌Advocateでクライヴ・バーカーと
>対談していたのを読みました。

HODGEさんもかなり広範囲に雑誌読まれていますねー。
まぁ、彼絶対イケメンだって!
実際どんな話し方でどういう仕草をするのかは
知りませんが、写真で見る限りかなりのイケメン。
その上書く小説も案外おもしろかったので、
注目ですねー。
"Yellow Peril : The 70' Kung Fu Film Explosion"
予約して良かった。

>オーストラリアはいったことがないんですよね。

いいっすよ、オーストラリア。マジで最高!
まぁ、英語を勉強しに行くんだったら、アメリカを
推薦しますが、ただ海外に行きたいんだったら
オーストラリアですねー。あの国民性が大好き。
ちなみに、原住民の文化にかなり興味を持っていて、
現在もかなり興味津々です。

ニュージーランドは一度いったことがありますが、
あそこもなかなかいいですねー。なんかスペルから
してなかなかおしゃれでオーストラリアに近いという
事もgoodです。ニュージーランドって宗主国はイギリス?

>カケルシリーズは順番通り『薔薇の女』→
>『哲学者の密室』のほうがいいですよ。

了解。そのようにします。
どっちみち、創元推理文庫はうちの近くの小さい書店では
販売していないので、ちょっとでかい書店に行ったときに
両方購入する予定なんです。
今度は21日に奈良に行くので、また天王寺で購入します。

いまは、クランシーの大戦勃発を読んでいます。
やっぱりいいわー。もうあの登場人物がかなりいいですね
これを購入する前に、2回目の極秘制裁(ブライアン ヘイグ)
を読みました。
この登場人物もかなり特徴的でおすすめです。
まぁ、軍事もので法廷ものと言えば僕の大好きな分野
ではありますが、それを差し引いてもおもしろかったです。

_/_/_/ここからネタバレ掲示板のレスです。

>これは自分の弱さを隠して表立っては周囲に高圧的に
>振舞っている人が、性生活では逆に本来の部分をさらけ出す
>がゆえにそのような構図が生まれるのでは
>この構図、フーコーもどことなく似てはいませんかね? 
>攻撃的側面は表の顔、そして裏は…という……

これですが、フーコーがMだったとは知りませんよ。
フーコーが実際どちらの立場に立っていたのかは
知らないんですが、たしかにこの説は僕もそう思うんですよね。

>私は生物をやったので

へぇー、僕も今人間という生物をやっておりますが、って
言う意味じゃないですよね。
生物はたしか「光合成」とか「遺伝」ですよね。
そういえば、遺伝の比率で泣きそうになった記憶が・・・

>> Nice Talking With You !
>これ、トレードマークにするんですね?

この表現大好きなんです。
"Nice talking with you !" "You too !"と使うのですが、
なんかすごくカジュアルな感じがしません?
Byeという言い方もカジュアルなんだけど、それよりも
少し誠意が感じられるような気がします。(僕的に)
だから好きなんですよね。

で、ムネオハウス保管しておきますんで、
場所教えるためにメールください。
折り返しそのアドレスのメール返信します。
他の方はいりませんか?

って、こんな下世話なものHermitさんと僕だけしか
興味なさそうですが。。。(笑)
って持っている自分ですら半ば呆れる。。。
ついでにもう話題から遠のいてしまった雪舟のレスですが、
掲示板に今更投稿するのもなんだかおかしいので、
そのストレージに保管しておきます。
acrobat readerで読めるようにしておくので、
ダウンロードしてください。
それともこちらに投稿した方がいいですか?

Nice Talking With You !

Male   ゲイ       シモーヌ・ヴェイユ
 

# 436  【楽譜情報ありがとうございました。】 2002/05/15 00:12 返信する
From:MORI 
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HODGEさん

『Avec Piano / Merry Christmas Mr.Lawrence』の楽譜情報ありがとうございました。
早速書店か楽器店の方に問い合わせてみます。

男性   主婦        
 

# 435  【ワンダー・ボーイズ】 2002/05/14 23:53 返信する
From:HODGE 
--------------------------------------------------------------------------------

MORIさん、はじめまして。
『Avec Piano / Merry Christmas Mr.Lawrence』の楽譜は、
作曲者:坂本龍一
発行:株式会社 やのミュージック 株式会社本本堂
発売:全音楽譜出版社
ISBN4-11-190300-2 C0073
になってます。見つかるといいですね。

>Billyさん
>>「グランドコンサイス英和辞典」
ってゲイの方が編集に加わっているんですか。では安心して使えますね。CD−ROM版でも買おうかな。

>>昔オーストラリアに住んでいたとき
あ、そうなんですか。僕はニュージーランドにホームステイしたことがあるんですけど、オーストラリアはいったことがないんですよね。オーストラリアはマルデグラとか凄そうですね。

>>こないだ恩師とあう機会があって、ヒトラーの就任演説のカセットをもらったのですが
なんがすごくエグイ恩師ですね。ドイツ語は第二外国語で取っただけなのでもうぜんぜん分かりません。

>>クリストファーライス
あ、そういうふうにキチンと使い分けてあるなら納得です。彼はゲイですよね。雑誌Advocateでクライヴ・バーカーと対談していたのを読みました。

あとカケルシリーズは順番通り『薔薇の女』→『哲学者の密室』のほうがいいですよ。ネタバレがあるし、知らない登場人物が出て来たりするので。


>OKさん
>>こういう本と出会うために小説なんて読んでるんだよなあ、とか感慨にふけりました。
うーん、ますます読みたくなりますね。でもこれ絶版なんですよね。地道に古本屋で探します。

>Hermitさん
>>エドワード・ゴーリー
って気になりますね、とくにジェイムズ関係だと。と思って検索したら翻訳者が柴田元幸さんですよね。多分本屋でみたアレだと思います。

>>セルヴェについては、彼がマグリットのフレスコ画を描く作業を手伝っていたことがあると聞いてびっくり。デルヴォーへのオマージュとなる作品があるのですが、マグリットともそういった深い結びつきがあったのかと……

う、マグリットにデルヴォーとくると食指が動かされますね。
僕も本屋で見てみよう。


Male   ゲイ       マルセル・プルースト
 

# 433  【ミルハウザーなど】 2002/05/14 20:39 返信する
From:OK URL:http://members.home.ne.jp/kogiso/
--------------------------------------------------------------------------------

『エドウィン・マルハウス』はちょっと奇跡的な傑作なので、読んで損はないと思います(いまだに普及活動中)。こういう本と出会うために小説なんて読んでるんだよなあ、とか感慨にふけりました。

『バーナム博物館』は「シンドバット」の次の「ロバート・ヘレンディーンの発明」が良いです。ミルハウザーの場合、大雑把にいえばオリジナル人名を題名に冠しているもの(「エドウィン・マルハウス」や「アウグスト・エッシェンブルク」など)が彼らしさ全開の作品なので、それから読まないとあまりぴんとこないかもしれません。


         
 

# 432  【Amazing Grace 】 2002/05/14 08:33 返信する
From:billy 
--------------------------------------------------------------------------------

>そういう意味で、僕の好きな辞書「グランドコンサイス英和辞典」はすばらしいと思います。

これ、かなりゲイについての解説というか、言葉の定義が厳しいので、なんでかなーって
調べてみたんですよ。そうしたら、アメリカ在住の日本人ゲイが編集として加わっている
ようです。
ちなみにその人は、「バディ」にも自分のコーナーを持っている人のようです。
まぁ、バディは広告が多いし、重たいので、買わないんですが。
さこで、さすが「リーダーズ」とは違うな!って感心したんです。

普段はこの辞書使わないんですが、新コンサイスも愛用しています。
話がゲイに対する侮蔑語とそこからやおいにハッテンしたんで、
「やおい」は自分的には絶対関わらない人種で、いいかえれば僕の世界からは
いない人たちなんです。だから、僕はいいたいこともないんで
HODGEさんの後の話を聞いてから感想を書きたいと思います。

>そういえば竹村健一が書いた『禁じられた英語』(性英語表現の研究)という、
>マジメなんだかユーモアだかわからない本があるんですが、これは読んでいて面白いです。

これって、まだ販売していますか?僕も是非読んでみたい。
彼ってまじめな評論家なんだけど、すごくいいキャラしていますよね。
僕報道2001大好きです。ちなみに田原も好きです。

>ゲイ用語はそんなに多くはないんですが(1980年出版)、fuckとかassとかの使用法(笑)
>が面白いです。

僕が昔オーストラリアに住んでいたとき、この種の本購入しましたよ。
折しもbitchというブランドが日本でブームになっていた時期で、
フェミニストが怒り狂っていた時期ですが、これもゲイが使うと特殊な意味合いを
持つことがあるようです。
タイトルを日本語でいうと「ゲイのための知っておかなければいけない英語表現」
みたいな感じです。
たぶん専門の翻訳家が訳すともっときれいな日本語タイトルになるんでしょうねー。。。

まぁ、僕はその本でゲイ独自の単語だったり、表現方法だったりを知ったんですが、
考えてみれば、雑誌なんかを購入して、販売サイトにいろいろな文句をつけるときも
困らないし、内容を聞くときも困らないんで、まー、いい買い物だったのかなーって
感じはしています。

でも、竹村健一の本ほし〜〜〜。

>screw

たしか=sexですよね。そう考えると、Turn of the screwはむちゃくちゃエロい。
screwが形状として男性の「欲棒」(笑)を意味するからでしょうねー。

>『薔薇の女』はもちろん面白いですよ。
>だたこれ『バイバイ、エンジェル』よりもページが少ないので『オイディプス』
>や『アポカリプス』に比べるとかなりシンプルで物足りないかもしれませんね。
>でも次ぎの『哲学者の密室』はボリュームも思想対決もハイデッカー&レヴィナス&
>カケルの三つ巴で読み応え抜群です。

じゃあ、まず「哲学者の密室」を読むことにします。

そうそう、クリストファーライス読完しました。この翻訳者僕は結構好きですね。
やっぱり「ゲイ」と「ホモ」「オカマ野郎」という日本語を微妙に使っているようです。
ゲイの主人公が自分のことをいう場合は、「ゲイ」といい、自分を卑下していう場合は、
「オカマ野郎」なんていう具合に。
なかなか翻訳としては上手なんじゃないかと僕は思うんですが、どうでしょう?

で、ストーりーの展開はサスペンス的ですごくおもしろかったですよ。

そして、最後にニューオリンズを直撃した台風の通過とともに謎が解かれます。
なんで4人は仲違いをしたのだろうかとか、
グレッグが・・・したのはどうしてだろうとか、
モニカがある詩の草稿を探しているのはどうしてだろうとか、
もうすべての謎が解けてすごくおもしろかったです。

で、彼ってゲイだったんですね。こないだ、インタビューが書かれてあるアメリカの
雑誌(日本でいうとダ・ビンチみたいなもの)を読んでいると、彼が自分が同性愛者であると
いうことでいじめられたようなことが書かれてあったんで、ああ、自伝的な部分もあるんだなーって
思ったんですけど、やっぱり彼はイケメンです。

ポルノスターのRoland Daneをシャープにしてもう少し男前にしたような感じがするんですがどうでしょう?
目鼻立ちの溝の深さがRolandと同じ感じがします。
↑よけいにわからなくなりました?



さてHermit女王様、

>あれ?そうなんですか! それでBilly !! そんなことどこかに書いてありましたっけ??

むかし、Jkaさんの掲示板で書いた記憶があります。僕がBilly Brandtの書き込みばかりしていたんで、
JkaさんがBillyはBilly BrandtのBillyかと聞いたもので。それも一つにはあるんですが、
Billy Joelの方が意味合いとして大きいんですよね。

で洋楽なんですが、僕は基本的になんでも聞きます。羽振りが良かったときはビルボード毎週買っていましたし。
BillyのUpTown Girlだと、westlifeのカバー曲の方が好きだったりするのですが、好きな曲ですよ。
エルトンジョンも好きなのですが、
4年ほど前にeltonとbillyが来日コンサートしたことがあったときも行きました。
もう最高でしたよ!!

僕は一番好きな歌手はジョージマイケルなのですが最高ですね。あの独特の感じが好きです。
特にわいせつ罪で捕まった後、復帰後にoutsideという曲を発表しますが、まさしく監獄の
outsideだとわかるし、なんか皮肉っていて大好きです。
でもwham!はそんなに知らないんですよね。僕の世代にはfaithぐらいからなじみのある歌手と
いうことでしょうか?

後、最近注目していたのはエミネムですけど、もうグラミーとったので有名になりましたね。
あのラップもすごいですよね。でもエミネムのエミネムらしさはやはりあのタイトル。
かなりエロティックです。
まー、今は監獄から出て、たしか今月のyahooの注目アーティストに選ばれていました。
ちなみにグラミーパフォーマンスはかなりすごかった。

で、注目しているのはマンサンですかね。
なんか彼らの曲好きなんですよね。

>それにしても10時間タイピング、お疲れ様です。

ありがとうございます。ただ、掲示板の書き込みに10時間も費やすことはないんで。(笑)
基本的に掲示板の投稿はVoiceATOKで音声入力しています。
これ大金はたいて、しかもメモリまで大幅に増設までして導入したのに、
全然役立たないんです。
最初3時間ぐらい喉がつぶれるかと思うぐらい声のサンプルとられ、
泣きながら設定したのにいざ使ってみると、入力は案外正しく行われるのですが、
漢字変換がうまくいかない。
で、どうしてだろうと考えていると、僕使う漢字特殊だとわかって、それ以来
いちいち漢字訂正するんだったら、音声入力をする必要もないということで、
しかし使わないのももったいないということで、掲示板の投稿には使っているんです。
だから長くても全然平気よ!
これからも半ば荒らしぐらいの長い投稿してやろう。(笑)

>あの「晩鐘」論はいつUpされるのでしょう

ああ、あれね。いまいち史実に自信がないので、調べている最中です。
史実が正しかったらアップしますね。


Male   ゲイ       笠井潔
 

# 431  【おしゃれなのは】 2002/05/14 07:03 返信する
From:billy 
--------------------------------------------------------------------------------

>機会をいただけるなら是非聞きたい …所ですが…
>feel free って何でしょう... ?

では、プレゼントしますね。
でfeel freeは「お気軽に」という意味です。
たとえば、Feel free to postという風にfeel freeの後に
不定詞を持ってくると「お気軽に〜どうぞ」みたいな感じです。
僕の英語ページで使っているのは、
Feel free to post any comments or suggestions about this page.
「お気軽にページの感想をどうぞ」みたいに使います。
是非使ってみてください。

で、Hermitさんをおしゃれだと思うのは、そこなんですよ!
HermitさんのSubjectは結構英語が多いんですけど、
すごくあまり使わないような単語が使ってある。
つまり、高級な教養語みたいな感じ。
ここまでいいすぎるとかなり語弊がありそうですが、
要は日常会話であまり出てこない単語を使っているってことですね。
だから、英語を話すのがおしゃれなのではなく、
なんとな〜く、理工系の(実際は生物らしいですが)専門書を
紅茶でもすすりながら英語で読んでいる感じがしました。

少し妄想入っていますが。

ちなみにHODGEさんも英語できそうな「おしゃれな」感じがします。
こないだ恩師とあう機会があって、ヒトラーの就任演説のカセットをもらったのですが、ドイツ語に堪能ではい僕にしては意味不明でした。HODGEさんはわかります?

では、mp3にエンコードしてストレージに保存しておきますわ。

P.S.なんか一気にすごい書き込みがありましたねー。

Nice Talking With You !

Male   ゲイ       笠井潔
 

# 430  【I feel free .... ?】 2002/05/14 03:14 返信する
From:Hermit 
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OKさんのサイトははじめて拝見して、ミルハウザーを結構読んでおられるだけでも、おぉ、という感じですが(「第三の警官」だとか懐かしい名前がぞろぞろですし、リンクのトップに読冊日記があるし…) それについてはまた改めて。

とりあえず今回はハウスの件でちょっとだけ。

>billy さん
機会をいただけるなら是非聞きたい …所ですが…
feel free って何でしょう... ?
(聞いて先ず連想したのが Google の I'm feeling lucky でした…)

Male   ゲイ       イヴ・サンローラン
 

# 429  【捜し物をしています。】 2002/05/14 02:26 返信する
From:MORI 
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管理人でおられる、ghodgeさんはじめまして。
ホームページの中で『Avec Piano / Merry Christmas Mr.Lawrence という『戦場のメリークリスマス』のために作曲した音楽をピアノソロ用に編曲した楽譜を持っているが…』という記述を目にしました。
その『Avec Piano / Merry Christmas Mr.Lawrence』の楽譜を入手したく、発行元や本あるいはCDであるなら著作名等の詳細情報を教えていただきたく、ご連絡差し上げました。
不躾なお願いとは存じますが、よろしくお願い申しあげます。

Male   ストレート        
 

# 428  【エドウィン・マルハウス】 2002/05/14 00:50 返信する
From:HODGE 
--------------------------------------------------------------------------------

OKさん、はじめまして。書き込みありがとうございます。
僕もOKさんのところはよく見ていて、更新を楽しみにしているサイトの一つです。海外ミステリや翻訳小説では
ダントツで参考にさせていただいています。

『カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険』のレビューも素晴らしいですね。スティーブン・ミルハウザーや映画のことも引き合いに出されていて、とにかく読みたくなりました。

スティーブン・ミルハウザーと言えば、OKさん絶賛の『エドウィン・マルハウス』もぜひ読みたいと思っています。ミルハウザーは『バーナム博物館』の最初の「シンドバット」があまりピンとこなかったのですが、『エドウィン・マルハウス』は良さそうですね。

>>笠井潔の矢吹駆シリーズ
は、そうですよね。僕もこのシリーズに出会わなかったら日本のミステリは読んでなかったですし。

後、最近の映画のレビューもいいですね。ジョン・セイルズは見たことがないんですが、OKさんの「お祭り」でちょっと興味がわいてきました。

これからも本や映画の情報楽しみにしています。



Male   ゲイ       ジネディーヌ・ジダン
 

# 427  【『カヴァリエ&クレイ』と矢吹駆】 2002/05/13 22:35 返信する
From:OK URL:http://members.home.ne.jp/kogiso/
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どうもはじめまして。こちらの書評は、興味の範囲に重なるところがあるので、ときどき覗いています。

『カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険』は、構想は興味深いもののいかんせん大長編の縮約版らしいので、ちょっと食い足りないところがあるかも。ただ、ゲイ・テーマの話としては丁寧に書かれていたと思います。(これはたしか物語の序盤は伏せられている展開なので、ほんとはあまり書かないほうが望ましいんですけどね……)

マイケル・シェイボンの作品は初めて読んだんですが、第一作の『ピッツバーグの秘密の夏』も「ゲイ小説」の文脈で紹介されているようだし、ゲイを描くことに関心の深い作家みたいですね。第二作の『ワンダー・ボーイズ』は映画化されたのを観ましたが、これも前面には出ていないけどそれらしき人物が登場していたと記憶しています。(映画は秀作でした)

ちなみに、1950年前後で迫害されるゲイの人物を描いた話というと、個人的にはジェイムズ・エルロイの『ビッグ・ノーウェア』が印象深いです。

ところで、笠井潔の矢吹駆シリーズに関しては、最初の『バイバイ、エンジェル』は日本ミステリの歴史に残る傑作だと思います。次作以降はシリーズものの形式が前提になってしまって、結局作者自身の信じていない思想を批判しているのは否めないので、当初の切迫感は薄れているかなという感想です。確かに興味深くは読めるんだけど。でも『オイディプス症候群』はそのうち読まないといけないかなとは思っています。

Male          
 

# 426  【ちょっと忙しいので、】 2002/05/13 00:17 返信する
From:billy 
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詳しくはレス後ほどにして、ムネオ・ハウスですが、
僕このアルバム持っていますよ。
確か僕のリサーチですと、11枚のアルバムがあるんですが、
そのうちの1〜5まではあります。
特におすすめは、鈴木ft.佐々木with辻本。ですかねー。
あと、議長の声で曲が始まるのもいいですけど、
「ドワスレ鈴木、ドワスレ鈴木、どどどとドワスレ鈴木」
というところが最高ですね。

サイトではもう配布していないと思うんで、プレゼントしますよ。
メールでは重いと思うんで、ストレージに保管しておきますんで、
ご希望の方はfeel freeでいってください。

Male   ゲイ       コール・タッカー
 

# 425  【今は『哲学者の密室』読書中】 2002/05/12 22:58 返信する
From:HODGE 
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「差別」と「やおい」の続きを書こうを思ったけど、ちょっと電話していたらテンションが下がってしまったので、別の話題でも。

>>そういう意味で、僕の好きな辞書「グランドコンサイス英和辞典」はすばらしいと思います。

そういえば竹村健一が書いた『禁じられた英語』(性英語表現の研究)という、マジメなんだかユーモアだかわからない本があるんですが、これは読んでいて面白いです。ゲイ用語はそんなに多くはないんですが(1980年出版)、fuckとかassとかの使用法(笑)が面白いです。
それでこれを読むとscrewってかなり性的な意味があるんですね。そう思うとヘンリー・ジェイムズの『ねじの回転』(Turn of the screw)ってかなり際どいのかもしれませんね。

>>>> 『カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険』
ここの人のレビューが参考になると思います。僕もこの文章を読んで、読みたくなって買いました。

http://members.jcom.home.ne.jp/kogiso/200204.html#10_t1

>>「女と鏡は、自身を増殖させる機能を持つが故に忌まわしい」
なんか、マーガレット・ミラーにも通じるような感じですね。

ヴェイユは『重力と恩寵』ですかね。僕も系統立てて読んでいるわけではなくて、パラパラと気に入ったところを読んでいます。あとリチャード・リースの『D・H・ロレンスとシモーヌ・ヴェイユ』という本を持ってますけど、まだ未読です。
ヴェイユはやっぱり「愛の神の不在の証拠を見た」というのがすごくショックな感じですね。ドストエフスキーの「大審問官」の部分も壮絶ですけど、このヴェイユの言葉と「餓死」を選んだということが、強烈な印象を残します。
『サマー・アポカリプス』も早く読んでくださいね。
僕は今『哲学者の密室』です。それで『アポカリプス』関係でカタリ派関係の本を探しにいったのですが(クセジュから出ているやつが欲しかったのですが)、本がなかったので、変わりに『哲学者の密室』関係で『ハイデガー=存在神秘の哲学』(講談社現代新書)を買ってきました。わりと平易で切り口も面白そうです。とりあえずナディアには負けたくないので(笑)

>Billyさん
『薔薇の女』はもちろん面白いですよ。だたこれ『バイバイ、エンジェル』よりもページが少ないので『オイディプス』や『アポカリプス』に比べるとかなりシンプルで物足りないかもしれませんね。でも次ぎの『哲学者の密室』はボリュームも思想対決もハイデッカー&レヴィナス&カケルの三つ巴で読み応え抜群です。

Male   ゲイ       サイモン・ル・ボン
 

# 424  【水上に座る大淫婦】 2002/05/12 21:56 返信する
From:HODGE 
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Billyさん、Hermitさん、こんにちは。
遂に「黒い馬に乗った騎士」Hermitさん、参戦ですね。
じゃあ、まずその「大淫婦=やおい」関係について。

>>HODGE さんは「ホモ」という言葉と「やおい系マンガ」を双方嫌悪して

そうですね。「ホモ」という言葉からは侮蔑的なニュアンスが感じられて嫌いです。響きも良くないですし。
でも一番嫌いなのは、テクスチュアル・ハラスメントとしての「やおい」です。これは日本だけの現象なのかわかりませんが、「やおい」におけるゲイ・フォビア、というより、どうしてそういう「いやらしい思考」を取るのか、というのが全く理解できません。まだ宗教的な理由で同性愛を忌避するほうが納得できます。

朝日ワンテーママガジン「ジェンダー・コレクション」にも「やおい」論があるんですが、「人権」を売りにしている「朝日」がどうしてこんな文章を載せているのか。やっぱり「朝日」は「人権」とは無関係の「ジンケン」程度しかないのかとこの新聞社に対する懐疑が募ります。

この本で高城響という人は、
”そこで彼女たちは、やおいに目をつけたのである。「男を愛する男」、男であっても「異端」であり、差別される「弱者」である存在。そして、「弱者」という点で彼女たちと「男を愛する男」は同類であり、共感できる存在なのである。”

ここまでは、まあ恣意的とは言え、勝手なことを言っているとは言え、まだ許せます。しかし
”やおいは「男と男の愛」であるという、その「異常性」の一点にだけ依って立っている” 

こういうことを、よく平然と書けるもんだと思います。そして
実際のゲイ雑誌を見て拒絶する。それを踏まえ、
”その意味では「男同士の愛」という「異常」なものに傾倒しているつもりの彼女たちだが、実に「正常」なのである。”

という開き直りです。別にこれは、この人だけの考えではないと思います。「やおい」を肯定するために書かれた「やおい論」には、多かれ少なかれこういった自己正当化、つまり対象(この場合はゲイ)を貶めることによって、自分たちのしている(と思っている)「疚しさ」を払拭しようとしています。

それでこの「自己正当化」ってどこか別なところで読んだ気がしたのですが、それは東浩紀の『動物化するポストモダン』でも似たようなことが、ロリータ系のマンガやゲームで遊ぶ「オタク」たちは、実際に性犯罪者は少ないと「必死で」書かれていたように思います。

こういう思考って自分たちだけは悪くないと甘えているようで、どうも「気持ち悪く」感じますね。オタクの慣れの果ては「宮崎勤」だし、「やおい」のしていることは単純に(フェミニストだったらこう言うだろう)「性的搾取」だと思います。だからどこか「疚しくて」何かしら弁明をしなくてはならない、しなくては落ちつかない。そんな気に囚われて、フェミニスト(もちろんまともな人たち)の言説を取り入れて、「やおい論」を「繕って」いる感じですね。

しかも問題は、「テクスチュアル・ハラスメント」という本来ならば、新しい考えを投げかける理論のはずなのに、その翻訳者が「やおい」関係者だという皮肉な現象です。
上に引用した文章を読んで(単純に)、どれほど差別や侮蔑かあるのかわからないのでしょうか。

フェミニズムという考えがない時代に書かれたものを女性蔑視的な文章として告発するのは簡単です。ゲイライツがない時代のものも同様です。

しかし今はそういった古典でも「注釈つき」で考えるべきだと思います。それなのに、フェミニズムもゲイライツもあるいは「人権」という考えもある時代に、どうして「やおい」のようなものを、フェミニストで「テクスチュアル・ハラスメント」を提唱している女性が率先して広めているのか、どうしても理解し難いですね。

>>ゲイがかつてひどい扱いを受けたことが仮になかったとしても、問題は変わらないと思いますけれど…

僕は、もし女性がひどい扱いを受けたことがなければ、フェミニズムはないと思います。フェミニズムの必要がなくなってこそ女性にとって幸福な「時代」だと思います。しかし現実はまだそうではありません。フェミニズムは今だ必要です。

結論からいうと、もし「現在」がゲイにとって「不幸でなければ」、僕は、「やおい」だろうが「ホモ」という蔑称だろうが、「平気」で受け入れます。そうではないから「問題化」しています。

Male   ゲイ       スーザン・ソンタグ
 

# 422  【 B は Billy Joel の B 】 2002/05/12 19:14 返信する
From:Hermit 
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>> また怒られそうだ
コァラ、Billy ! 何下らんことほざいとるんじゃい! しばいたろか!?

……で、なにを怒られそうなんですか? (笑)

(↑以上、ジョークなので念のため)

>> 最近、僕の掲示板がかなり振るっておりまして、
拝見しました。いや何がすごいって、よくぞ毎日これだけの量の対話(書き込み)ができるものだと…
私にはそんな体力あるいはスピードがないので、感心しきりでした。
内容的には関心がリンクする部分が余りないのと、変に乱入すると議論を訳分からない状態にしてしまう可能性大なのでただ見ています。というか、まぁいつものことなんですが…(笑)
園芸好きとしては、spike さんの
>> ミミズの養殖をして有機農法
という辺り、食指が動かないでもないんですが、やってしまったら余りにもBBSの趣旨と離れてしまいますし、まぁ大人しくしています(笑)
それにしても10時間タイピング、お疲れ様です。私のことは気になさらずに…

それにしても… 
掲示板の画像がミレーの「晩鐘」ですけれど、あの「晩鐘」論はいつUpされるのでしょう? それともこちらが気づいていないだけ?

>> 国会を汚職で震撼させた鈴木某
この話題、本格的に話題になった頃には既に食傷でしたが、
あるとき電車で人の読んでいるスポーツ新聞をちらりと見たら、ムネオハウスがネットで話題、という記事がありました。
それの何が面白いの?と言われそうですが、そこで紹介されていたのは"ムネオ ハウス"・ミュージックのサイト(笑)。
なるほどね、とちょっとニヤリとしましたが、サンプリングなどしている内容は、まぁ結構(かなり)下世話なギャグといったところみたいでした。
某T元議員の声だとか使ったりして…
でもまだ実際に聞いてみてはいないんですよ(逆にがっかりしそうなので)。今も探してみたらあるのかな……

>> ( SM ) 好きなのは幹事長らしい
趣味が一緒でなくて良かった(笑)、…いや、嘘じゃありませんてば!
(でも今の自民党幹事長って誰でしたっけ? KG氏? 話題の官房長官の方なら良く分かるんですが…)
関連の書き込みがネタバレ版のほうにあります。興味があれば(笑)

>> 僕がBilly Joel を溺愛
あれ?そうなんですか! それでBilly !! そんなことどこかに書いてありましたっけ??
私はまたアリーのビリーかと思いましたよ、あの「男尊女卑のブタ」氏(笑)。
実は私が今のように洋楽を聞き出したのは大学に入って以降なんですが、それ以前には人に勧められてBilly Joel を聞いていた時期があるんですよ。
日本にはBilly Joel 好きが結構いたみたいですが、Billy さんの年代で、というのは珍しくないですか? しかも、Piano Man というと、前期のシンガー・ソングライター的色彩が強かった時期ですよね。'70s ……。
ただ、彼の歌が好きな人、というと何となくその人物像が透けて見えるような気がして、彼がと言うのはちょっと恥ずかしいなと思っていた時期もあります。今は、彼はメロディーの職人、という位置付けで見ているので別にもうそんなこともないのですが。
今書いたように彼はメロディーの職人といった趣があって(と、思う)、前期は前期であの何故か不安げな気分をもたらすようなメロディーと雰囲気が秀逸でしたし、後期のロックンローラー的な色彩の作品も好きでした。
以前、CBSドキュメントで彼のインタビューがあったの、ご覧になりました? 結構クールな自意識を持った人で、最近のステージで「素顔のままで」を歌わない理由を語ったりしていましたが、そういった辺り、やっぱり職人だなぁと改めて感じたんですよね。もちろん、歳を取ったからあんなセリフを吐けるというだけの事かもしれないですが。
そんな訳で、メロディーだけ気にしている人としては特に気に入っているのは… やはり「素顔のままで」とか「アレンタウン」とかいった辺りになるのかな…「アップタウンガール」とかも好きですが。 そういえば、昔Longest Time を誰かとハモってみたいなぁなんて思っていたこともありましたよ(笑)

>> 家庭を持って仕事を持った人間のどこか疲れた背中
これは人をみている場合の話なんですね… どこか母性愛を感じる…?(笑)

Male   ゲイ       デレク・ジャーマン
 

# 421  【「女と鏡」は、何故に「忌まわしい」のか?】 2002/05/12 19:12 返信する
From:Hermit 
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> HODGE さん

>> イタリアは良い作家が多い
>> 幻想的といよりも、ゲーム的な作風
同感です。風間賢二氏も「理知的」だと評していましたね。ブッツァーティにも数式の出てくる短編があるし。
そういえば風間氏の勧めていたルーチョ・チェーヴァの「テスケレ」を図書館を訪ね歩いてやっと見つけ、読んだことがあるのですが、理知性・ゲーム的感覚の極みみたいな小説でした。私は全体としてはそれほど好きではなかったのですが、傑作もあったし、そういう作風を楽しめるのであれば是非一読をお勧めしたいです。

>> 須賀敦子さんも、僕は好きで、『ユルスナールの靴』
タイトルにユルスナールが出てくる辺り、興味を惹かれますね。大して読んだこともないのに引きつけられるのは、ユルスナールについてある種のイメージが出来てしまっているからなんでしょうけれど。ちゃんと「ハドリアヌス」辺りでも読まねばなぁ…とも思う今日この頃。

>> 『カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険』
ゲイものだからというより、タイトルに惹かれますね(笑)。
この時代に『驚くべき冒険』というセンス! タイトルだけなのか、作品全体のセンスなのか、一度読んでみたいと思ってしまいます。
内容に少々のとっぴさがないとつけられないタイトルかと思うのですけれど、どんな内容かはご存知ですか? あとで検索してみようとは思うのですが…

>> ただ読みながら、カタリ派やヴェイユや黙示録の話題に俄然興味がわいて、
>> ついついそういった関係の本にも手を出してしまって
いいですね…、この読み方。それがきっと教養を増してくれるのだと思います。
私はどちらかというと、読んでいる最中はとにかくわき目も振らずに一直線なので… 疑問に思った個所など、大概どのページだか忘れていたりするので、少々忙しかったりすると改めてページを繰るのも面倒で放っておいたりしますから…
それはそれで楽しみに邪魔が入らなくていいのですが、ちょっぴり羨ましい気もします(笑)

>> グラフトン「殺人のH」二度読み。
>> さすがにそれはない(笑)。
……(笑)。 ちっ、言われてしまった。
ハイハイ、分かりましたよっと(笑)
で、グラフトンの名誉の為に付け足しておくと、これも非常に面白い作品でしたし(ただ、謎の要素が少なく、派手な出来事も起こらないので、その点印象には残りにくいのかも)
各々の作品が似た作風であるわけでもないです(グラフトン自身、「ロス・マクは同じような作風を繰り返す傾向があって、またそれが評価もされているけれど、現代の私たちがそれをやってしまったら、怠慢と言われてしまうでしょう」と語っています)。
同じ人物の登場する話を幾つも読んでいると…という部分はあるでしょうけれど…
それにしても、HODGE さんはクリスティー作品の内容、全部覚えておられます? そうだとしたら凄いことです、真似できない(笑)。
「バートラム・ホテルにて」なんてどういう話だったかなぁ…

>> この世は悪魔の世界なので、生殖をすることは悪魔に加担し、悪魔を利することだ
そういえば、ボルヘスの「伝奇集」の一編に
「女と鏡は、自身を増殖させる機能を持つが故に忌まわしい」とか何とか言う一節が書かれて(引用?)いませんでしたっけ?
これはカタリ派関連の文章だったのかな… いま手元にないので分からないのですが、ふと連想しました……

Male   ゲイ       マルセル・プルースト
 

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