ベートーヴェン過去ログ11
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(118) イザベル・アジャーニ
HODGE 投稿日:2000年5月6日<土>02時57分/東京都

早速のレス、ありがとうございます。やっぱりインターネットって便利ですね。
あいかわらずのJoseさんの歯に衣着せぬ物言い、爽快で、すごく好きです。
そうですね、僕も「乱交」目的で、同類のゲイが集まるは好きなんですが、ただゲイだからといって集まっても、それ自体はそれほど面白いものではないですよね。
Joseさんも、同じように思っているのかどうかわかりませんが、ファッションにしろ、ゲイリブにしろ、メディア的なリーダーにしろ、僕が思うに、何かどれも「アマチュア」っぽくて、また「それでいい」ような雰囲気がありませんか?
それに「オリジナリティ」がどうのこうの口に出す人って、先人(あるいは基本)のマネをするための技術と技量と忍耐力の無い人の逃口上みたいに思いますね。
僕は書道と弓道を教わったことがあるのですが、最初は完全な「模倣」でした。音楽はキチンとやっていないのですが、やっぱり先生の「模倣」を一度はキチンとするのではないのでしょうか。というか「模倣」する能力のない人が「オリジナリティ」を発揮できるとは思えません。ピカソにしても初期は完全な写実でしたよね。

まあ話がずれてしまいましたが、例えばゲイリブに関しても、ボランティア的活動も必要だと思いますが、本当に何か「法案」を通したいのであれば、組織力と資金力を供えた圧力団体的なロビー活動をすべきだし、発想を変えれば、ゲイの活動家はゲイ団体で活動するのではなくて、自民党議員に立候補するとか、法務省の役人になるとか、Joseさんが言うように、「ゲイの集う場所」ではなくて、「政権」に近づくべきだと思いますね。

おっと話がカタくなってしまいましたが、そうそう「カミーユ・クローデル」の女優はイザベル・アジャーニです。彼女は結構ヨゴレ役もやったりしますね。でもイザベルって良い名前ですね(笑)。





(117) そうですね
Jose 投稿日:2000年5月6日<土>01時23分/埼玉県/プ〜太郎/38才

ゲイが絡む映画ってビデオで充分ですね、大体が詰まんないし、回りがお仲間ってのが一番厭です。
日本てホントに同類だけで集まるのが好きな民族だと思いませんか?「オヤジ達と同じ恰好なんてダサい」と言いつつ一時代前と同じ恰好をする若者、「市民権を」と語りつつゲイの集う場所にしか行かないゲイの人達、「オリジナリティを」と言いながらマニュアルがなければ思考もしない様々なカリスマ的リーダーと呼ばれる人達、よくわかりません。

そう云えば映画や文学については殆ど固有名はわからないのですが、「カミーユ・クローデル」や「王妃マルゴ」の女優の名前は何でしたか?あぁいった女優は好きなのですが、名前を覚えていないのです、覚えようともしなかったのですが・・・。
彼氏との会話の中で出てきたのですが、二人ともどうしても思い出せなかったのです。
因みに「カミーユ」はテレビで見た物ですし、「マルゴ」に至っては見たいと思いつつ未だ観た事がありません。

「従兄ポンス」は興味深いですね。捻くれ者の僕にはピッタリの気がします。

(116) 彼氏と映画なんて
HODGE 投稿日:2000年5月6日<土>00時29分/東京都

Joseさん、こんにちは! おひさしぶりです。
彼氏と映画なんて、うらやましいですね。「ボーン・コレクター」って原作は評判が良かったらしいのですが、やっぱり映画と小説は違うみたいですね。
でもまあ、アフター(ビフォア)映画で愉しめたのではないでしょうか?
映画と言えば、以前「司祭」や「百合の伝説」と言った、ゲイ映画を当時の彼と見にいったときは、周りも「それらしい人」達ばっかりだったので、なんか落ちつかなかったですね。

最近バルザックの「従兄ポンス」を読んだのですが、そこに「ローマ大賞受賞者の末路」という章があって、バルザックの時代から、こういったアカデミズムを揶揄したり馬鹿にいているんだなあ、と思いました。まあこういった肩書きを有りがたがるのは、田舎者と外国人みたいですね──さすがバルザック。

最近ここも静かなので、皆さんのの書き込みを期待しています。


(115) 昨日
Jose 投稿日:2000年5月5日<金>00時09分/埼玉県/プ〜太郎/38才

こんばんは、お久しぶりです。
音楽とは全く関係ないのですが、昨日「ボーン・コレクター」をパートナーと見に行きました。つまんなかったです。意外な人が犯人だったのはいいけれど、その人が一体何時の間に出てきたのか、前半寝てたので全く分らず、意外すぎて恐くもありませんでした。 こう云う経験てあります?

(114) タワーのバーゲン
HODGE 投稿日:2000年4月24日<月>00時38分/東京都

今日、友達と食事した後、エマールのメシアン「幼子イエス」を買おうとタワーレコード(渋谷)に行ったのですが、いきなりバーゲンのチラシに「やられた」って感じでした。21日から今日まで。ここのところ忙しくてタワーに行っていなかったので、バーゲン情報を取り逃がしてしまいました。
で、早速会場へ。閉店間近で、持ち合わせもあまりなかったのですが、それでもヴェルゴのマークをチェックしながら8枚ゲットしました。
ヒンデミットが4枚(Caradillac,The Life of Mary,IN STURM UND EIS,Sancta Susanna)、ヘンツェのコンチェルト集、Matt Haimovitz っていう人の20世紀チェロ曲集(ブリテン、ディティユー、レーガー他)、それとバーゲンだから買える全然知らない作曲家 Annette Schlunz、 Barbara Heller の作品(ともにヴェルゴ)。
まだ全然聴いていないのですが、どんな音が飛び出るか楽しみです。
誰かバーゲンに行きました?



(113) サロネン
HODGE 投稿日:2000年4月18日<火>01時09分/東京都

こんにちは
サロネンのファンがいるなんて嬉しいですね。僕も演奏、ルックスともに(笑)好きです。メシアンの「トゥーランガリラ交響曲」なんて、ホントに感覚的でフレッシュでしたね。ルトスワフスキやアーレ・メリカントも良かったし、映画音楽のバーナード・ハーマンも聴き応えがありました。最近買った、ショスタコーヴィッチのピアノ協奏曲もすごく良かった! です。
彼の作曲した曲は聴いたことがないのですが、アンサンブル・モデルンが演奏するなら、ちょっと聴いてみたいですね。サロネンには、「月に憑かれたピエロ」や
ベルクの「ヴォツェック」も是非録音してもらいたいと思います。
サロネンHP、期待しています。それにしても海外まで追っかけするなんてスケールが大きいですね。
うーん。バルトとか読むんですね。でもユーリさんのエクリチュールは、かなりホットですね。
ガチガチに冷えたビールでグレン・グールドを聴いたりするのもいいですね。


(112) サロネン!!
にせユーリ 投稿日:2000年4月17日<月>15時04分

こんにちは!!HODGEさん。ペイターなんて、恐れ多くて・・・、ありがとうございます。
それにしても、うれしかったのは、サロネンの弦楽四重奏曲2番について
おほめの言葉があったことです。彼の場合、やる曲とアイドル系のルックスが
微妙にかみ合わず、現代音楽を緻密に、しかし感覚的に「美しく」、彼自身の
「解釈」を加えて演奏してしまう態度が、いわゆる現代音楽ファンにも嫌われ、
かといって、ヤオイ系のおねえさまがたにはキャーキャーいわれるだけだったり
するので、いつの日か、サロネンを扱ったちゃんとしたサイト(伝記などではない)
をつくりたいユーリは大喜びです。あの演奏は「凄い」もので、サロネンのディスク
の中の白眉のひとつのような気がします。今年はお休みですが、昨年は2回も
追っかけして海外までいくほどラブラブでした。でも、彼は作曲家でも
あるんですが、最近は、いきなり作風を変えて、「調性回帰」してしまいました。
たしかに無調自体が、慣習化してしまった今、調性というものが逆にあたらしく
なったのは否めない事実ですが、うーん、オリジナリティが減ってしまったようなk
気がします。今年のアンサンブル・モデルンの演奏会で、彼の新作(昨年12月
ロンドンで、僕がきいてエッ、となったやつ)が日本初演されるようです。
 どうでもいい話題ですが、NYのサロネンの楽屋にはなぜか、ゲルギエフがいたり
しました。この前の演奏会も聴くことができましたが、オケが、少し、技術的に
どうかなぁという気もしました。もちろん、立派に演奏してるんですが。
 サロネンは演奏会がオフになるといつもビールをシャンパングラスで飲んでます。
そのせいか、握手してサヨナラを言うときの、手のひらのすべらかさと
冷たさが、彼の演奏をCDで聞くときの印象に影を落とすようになりました。
 なんだかR・バルトの言っていたことを思い出します。
僕も実はドイツ系ではなく、フランス系なんです・・・。

(111) 楽屋トーク
HODGE 投稿日:2000年4月17日<月>00時06分/東京都

こんにちは
>にせユーリさん
たくさん書いてくださってありがとうございます。いろいろと参考になります。ルネッサンスで思い出したのですが、まるでウォルター・ペイターを読んでいるかのような含蓄のある文章に圧倒されました。ヴィスコンティの映画も奥が深かったのですね。
トーマス・マンの作品と比べるなんて、本当に卓越していると思います。
>彼は豊かな戦前の世代を象徴するおじいさんにも理解されず
ここのところなんてユーリさんが言うように、まさに「ブッテンブローク家の人々」を髣髴させるし、「グロテスクな人間の業」は「魔の山」でしょうか。
さらに、別の話題でありながら、モーゼとアロン、つまりシェーンベルクを引き合いにだせば、やはりマンの「ファウストゥス博士」を思い出さずにはいられませんよね。すばらしいです!
まあ、「少女」といえば、僕はゲオルグよりもトラークルの方を連想してしまいますが。そういえばゲオルグはゲイだったんですよね。
僕はドイツ語は分からないので、翻訳でしか読んでいないのですが、ドイツの詩では、パウル・ツィランの「死のフーガ」には衝撃を感じました。あれほどナチ(時代)を表している作品はないと思いました。

シェーンベルクは僕の好きな作曲家なので、わりと聴いています。弦楽四重奏曲2番は、サロネンの弦楽合奏版が良かったです。
ブーレーズもいいけど、ユーリさんとも楽屋トークしてみたいですね。
また掲示板トーク、よろしくお願いします。



(110) つれづれに
にせユーリ 投稿日:2000年4月15日<土>19時28分

この前はさらに、取り留めなく書いてすみません。生まれて初めてジムなるところ
にいき、全身の血がすべて頭から抜けた状態でかきましたので。。。
 地獄・・・に関してですが、どうみてもドイツルネサンスそのもの
のフッガー家の居間みたいなところで、一族の宿命そのものの暗いチェロの
メロディのあと、突然、「ディートリッヒ」になって登場のヘルムート・バーガー。
あたしがほしいのはアイネン・マン!などと歌い、極細眉からはみ出た、塗りつしてない
地の眉毛と、わき毛もあらわな女装の青年は、まさにマンの小説なら、たんに「デカダン」
な貴公子なんだろうけれど、第二次世界大戦という最大のグロテスクな人間の業を
みせつけられたヴィスコンティは、彼をさらに「グロテスクで意味不明」の存在に
仕立ててますよね。彼は、元来、「穢れた血の粛清」=優生法などの観点も備えていたナチが
焼き滅ぼすべき存在な分けです。豊かな文化の根底に脈々と波打ってきたソドムとゴモラ
の末裔です。彼は豊かな戦前の世代を象徴するおじいさんにも理解されず、かといって、
新しいナチにもまったくだめ。「燃やし尽くされるべき」文化の象徴の彼がより、
無気味になるために、少女の「犠牲」は、ぼくは映画
に欠かせないと思いました。くたびれはじめた西欧の文化の粛清をもとめる
声は、耽美的なゲオルゲの詩(シェーンベルクの弦楽四重奏曲2番の詩)などにも
反映されていますよね。ところが、ナチは、神々のたそがれの最後で神々も人々も
すべてを焼き払って再生させるだけの「聖なる炎」ではなかった。そこらへんの
空回り振りが、あの映画の中核であり、よりよく表現するには、何かが徹底的に
足りなかったように思います。
 モーゼとアロンの2幕の終末的な混乱の中で、突然たちのぼる火柱にも濃密な
シェーンベルクが抱え込んでいた、ロマンティシズムがあるようにおもいます。
 いわゆる新ウィーン楽派の12音技法は、調性ではもはや表現できなくなった
ロマンティシズムの表現をもとめたものが、多々あるようにおもいます。(ウェーベルンは
まったく別・)
 ブレーズのルルはなかなかいい演奏ですが、せりふの声と歌う声があまりに
ギャップがありますよね。せりふの声は、ルルとても低くて、官能的なのに。。。
 ブレーズは最近、ウィンフィルなんかの定期に出てしまうようになりましたが、
いつか機会があれば実際に楽屋トークしてみたいお方です。

(109) 地獄に頽ちた勇者ども
HODGE 投稿日:2000年4月15日<土>02時25分/東京都

ちょっとここのところ忙しくて、久しぶりになってしまいました。
一段落ついたので、またよろしくお願いします。

>にせユーリさん
書き込みどうもです。なんか話が合いそうですね。どんどん書いてください。
で、「地獄・・・」ですが、あれって、突撃隊の虐殺部分を描きたかっただけじゃない? ストーリーはあまりないよね。とくにヘルムート・バーガーが少女に好意を寄せる部分を余計だと思うけど。
まあ、ナチものを扱うには、ダブル・スタンダードで行かないと、上映すら難しくなるからね。
ナチものといえば、手塚治の「アドルフに告ぐ」は面白かったですね。

ルルとモーゼについてもよろしくね。(もしかしてブーレーズのファン?)



(108) ヴィスコンティ
にせユーリ 投稿日:2000年4月13日<木>18時30分/東京都/学生/22才

HODGEさん、おひさしぶりです。ヴィスコンティの地獄に・・・
のことで、非常に思い当たるものがあって、かきこもうかなやんだんですけど、
それは、また今度にします。ヴィスコンティのナチというイメージの選択は、
おそらく、第二次世界大戦を、「神々のたそがれ」に見立てて扱おうとしてる
感じはわかるものの、あまり、うまく扱えていないような感じがしますよね。
 ここらへんにファッションにしろ、なんにしろ、ナチを扱うときの難しさと
魅力?があるように思います。それに、あの映画、音楽がヘンでしたね。
監督の最初の意図どおり、マーラーをつかっていれば、もう少し形がついたように
おもいますが・
 また、ルルとモーゼとアロンについてかきますね。今日はなんだか疲れてしまって・・・
それでは。

(107) カプスチン
ニコライ 投稿日:2000年4月1日<土>02時32分

偶然在庫の残りのカプスチンの自演CDを入手しました。
ソナタ4、5、6や10のバガデレを収録していますが
これがいいCDなのに、なぜか廃盤。
日本のカプスチンフリークはカプスチンに手紙を書いて
楽譜を送ってもらっているようですが
8つの練習曲、ソナタ1、2くらしか持ってないから
私も手紙を書こうかな、英語でいいらしいですし。

(106) またまたマッジ
HODGE 投稿日:2000年3月30日<木>00時56分/東京都

>ニコライさん
ミトロープーロスのソナタはいい曲ですよね。できればアムランあたりにも弾いてもらいたいですね。
ロイプケについては、たしかレコード芸術でちょっとした記事が出ていたようですね。多分ティル・フィルナーのCDがリリースされたときかな。
ソラブジのOpus Clavicembalisticumは、やっぱりちょっと敬遠しちゃいますね。
これってオグドンも録音したんでしたっけ、それとも別なヤツかな。

マッジのCD、他にもありました。スカルコッタスのピアノ協奏曲も演奏者をよく見たらマッジでした。他にもまだ持っているかもしれません。

ブーレーズの「ルル」買いました。ちょっと聴いただけですが、意外にロマンティックな音楽なんですね。「モーゼとアロン」よりも聴きやすいかも。


(105) Re:ジェフリー・ダグラス・マッジ HODGEさんへ)
ニコライ 投稿日:2000年3月29日<水>23時06分

> そういえば、ジェフリー・ダグラス・マッジのCDって持っていました。
> ずっと探し求めていたミトロプーロスのピアノソナタを弾いていたのがマッジでした。ミトロプーロスのソナタは結構(長いわりには)気に入りました。

あの曲を御存知ですか!!私もCD買いました。

> カップリングがロイプケの同じくソナタなんですが、こちらは一楽章形式なので、ちょっと聴き難いですね。正直、あまりよくわかりませんね。
> 時間があるときにでも、集中して聴いてみます。

エラートから出ているティル・フィルナーの20代前半の演奏がお勧め。といってもタンスキ、Patuzzi、ジャン・ギユー(本業オルガニスト、ロイブケのオルガンソナタとカップリング)くらいしかこの曲の録音知りませんが(^_^;)

マッジも?な演奏が多いですがブゾーニの「対位法的幻想曲」、ソラブジの大作「Opus Clavicembalisticum」(2回録音!!)などの奮闘もあります。

中村先生とは数年前ほんの1、2分話しただけです。いかにも芸術家といった感じの方でした。それ以来お会いしていません。

(104) ジェフリー・ダグラス・マッジ
HODGE 投稿日:2000年3月29日<水>01時53分/東京都

そういえば、ジェフリー・ダグラス・マッジのCDって持っていました。
ずっと探し求めていたミトロプーロスのピアノソナタを弾いていたのがマッジでした。ミトロプーロスのソナタは結構(長いわりには)気に入りました。
カップリングがロイプケの同じくソナタなんですが、こちらは一楽章形式なので、ちょっと聴き難いですね。正直、あまりよくわかりませんね。
時間があるときにでも、集中して聴いてみます。


(103) 中村おさむ
HODGE 投稿日:2000年3月28日<火>23時17分/東京都

こんにちは
>ニコライさん
中村おさむってあまり経歴などは知らないのですが、16歳で録音していて、しかもホリガーなんかの現代音楽なんて、ただものじゃないですね。
書き込みから判断すると、ニコライさんは、中村おさむとお話したことがあるんですね。なかなかお顔が広いのですね。
まら何か情報があったら教えてください。

何か最近のレコード芸術って面白くなったように思いますが、どうでしょう。
ナクソクもちゃんとレビューしているし、海外盤も多く取り上げられているし、記事も多角的な話題で読み応えがあるように思います。




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